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「旅をデザインする」パウラプランニングでは、テーマ性のある旅の企画や、サイトや印刷物の作成などを行っています。これまで訪ねた地のことやその時の想いなどを気ままにアップしていきます。 サイトはこちら→https://paulaplan.com

最近の記事

アダム神父様に捧ぐ~香港日本人カトリック会とともに

日本をこよなく愛する宣教者かつて家族の仕事の関係で2000年から約5年間香港で暮らしました。日本で受洗したばかりの3歳の娘とともに、海外でありながら毎週末に日本語のミサに与る事ができたのは、「香港日本人カトリック会」を永年支えてくださっていたアダム・グダルフスキー神父様のおかげでした。 ポーランドにルーツをもち、メリノール会司祭であるアダム神父様は、若いころにアメリカの駐留軍として戦後の日本の惨状を目の当たりにします。そして軍のチャプレン(従軍司祭)の姿に感銘を受け、自身も

    • テゼに響く祈りの歌声

      コロナ前の最後の訪問先、フランスのテゼ村から戻ってちょうど1年が経ちました。 テゼ(Taize)とは、フランスのブルゴーニュ地方にある村で、そこにある「テゼ共同体」は、キリスト教の男子修道会。カトリック、プロテスタントの各教派出身の修道士から構成され、いつでも多くの若者が集まってきています。一日3回の祈りと黙想の時間があり、短い歌を何度も繰り返す歌のスタイルは「テゼの祈り」として、日本でも様々な場所で目にする機会があるかもしれません。 私はこれまで日本での「テゼの集い」に

      • 学生時代に出会ったアッシジのお話

        いつもの年であったら、いわゆる「卒業旅行」真っ只中の時期。昨年以降、その機会も世の中からすっかり奪われてしまっています。 遠い昔の話になりますが、学生だった当時、卒業旅行ではありませんが、私の双子の片割れが通っていた美術系大学の後援会主催の研修旅行に、同室者として一緒に参加する機会を得ました。春休みの間の約40日間、計40人近くの学生団体で、エジプトを皮切りにトルコ、ギリシャ、イタリア、南仏、スペイン、ポルトガル…の各地をめぐり、最後はパリという、今思い出しても大変贅沢な旅

        • ルルドの奇跡

          2月11日はルルドの聖母の祝日。 フランスの南部にある町ルルドは、カトリックの4大巡礼地のひとつであり、大変人気の場所となっています。 人気の聖地 ルルド1858年2月11日、ルルドのマッサビエールの洞窟で、聖母マリアが少女ベルナデッタに初めて現れました。ベルナデッタへの一連のマリア出現は、その後教会当局によって神聖なものとして承認されましたが、聖母マリアの導きによってベルナデッタが見つけた湧水がその後多くの患者の病気を治したことで、ルルドは国際的な巡礼地となりました。

        アダム神父様に捧ぐ~香港日本人カトリック会とともに

          イスラエルと共にあの時の皆を想う

          先日の成人式だけでなく、様々なことに我慢の日々が続きます。私はその昔、部活動にしか熱心でなかった学生生活を送っていたため、授業以外の活動にも多々制約のあるいまの中高生、大学生のことを想像しては、何とも言えない思いでいます。 数年前の夏、プロテスタント系中学校3年の生徒さんとのカナダ研修に添乗する機会がありました。それからあっという間に5年がたち、今年成人式を迎えられました。 あれからもう会うことはなかったけれど、その後どう成長されたかな、今年どんな思いで成人式を迎えられた

          イスラエルと共にあの時の皆を想う