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ギター弾き語りの練習法【結論:一つずつステップアップすることが大事です】


私は長年ギターの講師業をしていますが、よく以下の質問をいただきます。


「ギターは弾けるようになってきたけど、弾き語りができません」。


「ギターを弾いていても、歌のどこの部分を弾いてるのか分かっていません」。


などなど・・・


今回は、上記のような悩みに答えていきます。



✔︎当記事の内容

・ステップアップ方式で弾き語りを目指しましょう
・他人と比較をしないこと
・弾き語りができるまでの最短距離は「毎日継続」


ステップアップで「弾き語り」を目指しましょう

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弾き語りを目標としてギターを練習していくのであれば、結論として

「ステップアップ形式」で学習することをおすすめします。


✔︎具体的な手順は以下です

①. まずはギターだけでコード練習をする

②. ギターを弾きながら、頭の中でも歌う・
   または歌のどの部分かをイメージをする

③. ギターと歌を合わせて練習する



①.まずはギターのコードを練習しましょう。


まずは、そもそも論として「簡単なコード進行」の曲から練習することをおすすめします。
本当の初心者の方は「F」などのバレーコードが無いものがいいでしょう。

①での目標は「楽譜を見なくてもコードが暗記できている」くらいまで弾きこめばベストといえます。

楽譜を見ずにコードが弾けると、その分、「歌う」ということに脳を使うことができます。



②.コード弾きをしながら、頭の中で歌いましょう

この段階では少し高度になりますが、慣れてくれば誰でもできるようになるので、必ず意識して取り組みましょう。

①の段階では、「ただひたすらにコードの練習」、「楽譜を見なくても覚える」ということに熱中すればいいのですが、②の段階では、ギターを弾きながら、その曲の歌詞・メロディを思い浮かべるようにしましょう。

当然、個人差があるので、できるようになるまでに時間がかかるかもしれませんが、この段階をクリアできると、ギターが一気に面白くなってきますよ。


③. ギターと歌を合わせて練習する


ギターを弾きながら、頭の中で曲がイメージができるようになったら、早速「本格的な弾き語りの練習」に入りましょう。

まずは、そもそもとして、「ギターを弾きながら」「歌う」という2つのことを同時に行うので、難しいチャレンジになります。

こちらも、ステップアップ形式で行ったらいいと思うのですが、

ストローク(右手の振り)は4分音符のみで弾いていくとか、最も難易度を下げたスタートでもOKです。

4分弾きで慣れてきたら、少しずつ原曲のリズムで弾くようにステップアップしていきましょう。


他人と比較をしないことが大事です

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何をする時にもいえますが、習得するスピードには個人差があります。

YouTubeなどで観ると小さな子供が弾き語りをしていて


「小さい子でもできてるのに、なんで自分は...」とか思ってしまうかもしれません。

ただ、ああいう子供が弾いている動画でも、きっと親御さんが結構な練習をさせ、付き合っていると思います。


なので、結局は

「どれだけ才能があろうとも、練習をした成果として今の形になっている」と覚えておいてください。


そして、挫折しそうになった時は


「自分が今チャレンジしていることは難しいこと。焦らなくて大丈夫」と心に言い聞かせてください。


昔の私もなかなかできませんでしたから、過去の自分に言い聞かせてあげたい言葉です。


弾き語りができるまでの最短距離は...

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これもよく聞かれることなのですが、弾き語りができるまでの最短距離は

「上記の章で書いたことを毎日こなす」。

これが一番だと思っています。

あとは経験も必要かもしれません。

なので、

例えば「文化祭に出演が決まっていて、○月○日までに1曲を弾き語れなければいけない」

などの、期限付きの方は毎日1時間以上はギターの練習をするようにしてみてください。

完璧にはできなかったとしても、必ず何かしらのコツを得ることはできるはずです。

特に期限もなく、のんびりでいいんだよ。という方は上記で書いたことをコツコツと続けることで、

いつの間にかできるようになっていると思います。

つまりは、何かを習得するに当たっては


「毎日の積み上げがとても大切ということ」
になります。


ギターに限らず、日々の積み重ねで未来も変わってくることでしょう。

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