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データで見る監督交代とその後の成績~2019 J1編~

どうも、太古の森と漆黒の獣です。
プレビュー&レビュー以外にもこういう小ネタも書いていこうかなと思いつきましたので早速ですがご覧下さい。

今季J1では8度の監督交代がありました。
良く「監督交代ブースト」なる単語が聞かれますが、今季監督を交代したチームの交代前、交代後の数字を比較してみました。
実際は選手の補強や戦術の変更など複雑な要素が絡むので、このデータだけでは何とも言えないところですが、まぁそこは緩い目でみてやって下さい(笑)

タイトルにある漫画の一場面は能田達規先生の著作「マネーフットボール」のワンシーンから引用させて頂きました。

マネーフットボール

https://bookwalker.jp/de9200a28b-9d0d-4e59-a885-2dd9dffeace2/

めちゃくちゃ面白いので是非御一読を!!

それではいってみましょうか!!

(※9/17までの成績が反映されたものになります)


■ヴィッセル神戸

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【IN】
酒井・藤本・オマリ・佐々木・フェルマーレン・飯倉
【OUT】
初瀬・キムスンギュ・中坂・三田・小林・宮・三原
(6月8日以降)


引き続きリージョ監督体制が継続、内容的に煮詰まってきてこれから面白くなってきたと個人的には思っていたのですが、まさかの10節にして電撃退任。
後任は2017年にもリリーフした吉田孝行監督、データを見れば分かるよう全ての項目でリージョ体制を下回っています。
現場的にも恐らく寝耳に水の交代劇であったのでしょう。
スペイン路線を継続しないのか?新しい監督への繋ぎなのか?
そんなゴタゴタが垣間見える中で、吉田体制では僅か1勝に留まり、まさかの勝率が1割にも満たず…。
6月8日にバイエルンレジェンドのフィンク監督が就任、得点力の大幅なアップ、内容的にも上向きに、現状9位まで順位を上げてきました。
もっとも酒井高徳、フォルマーレンなどの補強も大きかったと思います。
現状では噛み合ってきたように見える神戸、ブーストとは言えないまでもしっかり軌道修正に成功した交代劇と言えるかも知れません。(吉田監督は色んな意味で気の毒だ…)


■サガン鳥栖

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【IN】
パクジョンス・チアゴアウベス・金森・石川・金井
【OUT】
伊藤・ブルシッチ・・ガロヴィッチ・イバルボ・島屋・大久保
(5月5日以降)

昨年なんとか残留果たした鳥栖はスペイン人のカレーラスを招聘し、スタイルをボール保持を重視したアクションサッカーにしていこうと迎えた今シーズン。(思えば新監督で急なスタイル変更とはなかなかにフラグでしたね…。)
蓋を開けてみればなんと14試合で4得点僅か2勝しか出来ず、昨シーズン同様5月5日に金監督へ監督交代、金監督は流石の手腕をもってチーム状態を改善させて上向きにさせました。
ただ未だに残留争いから抜け出すには至らず、今年も最後まで気は抜けない戦いになりそうです。
流石にカレーラス監督のままではちょっと洒落にならない事になっていたと思うので、一応この交代も成功の部類に入るのではないでしょうか。
後述する篠田さんもそうですが、金監督も「安心安全のリリーフ監督」への道へ足を踏み出している気がします(笑)


■清水エスパルス

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【IN】
吉本・大久保・ドゥトラ
【OUT】
北川・ヴァンデルソン
(5月12日以降)

ヨンソン体制2年目となった今シーズン、ソリッドなサッカーで躍進が期待された清水でしたが、シーズンスタートから8試合で僅か1勝、1試合平均2失点という守備の乱れもあり中々建て直しが効かず、5月12日にヨンソン監督に変わって篠田コーチが監督に昇格。篠田さんは福岡、FC東京に続いて3度目の緊急昇格となります。
篠田監督就任以降、失点こそ大幅減とはいきませんでしたが一点差で試合をものにする勝負強さをみせて、何と勝率5割オーバー!一時は最下位まで落ちた順位も得失点差マイナスながら10位まで上げてきました。
恐らくJ1での監督交代ブーストが現状で一番効果を発揮したクラブでしょう。(少なくとも現時点では)

■浦和レッズ

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【IN】
関根・武富
【OUT】
ナバウト・茂木
(5月28日以降)

昨シーズン途中から就任したオズワルド・オリベイラ体制で引き続き挑んだ今シーズン、川崎とのゼロックススーパーカップで敗戦、オリベイラ監督のチームらしく序盤は中々コンディションが上がらないんだろうと思っていましたが、その後もACLはなんとか勝ち進むもリーグでは苦戦が続きます。
ただ、ACLは勝ち進んでいましたので流石に監督交代は無いだろうと思ってましたが、5月28日に昨年も暫定監督を勤めた大槻さんが再び就任、しかも今回は正式な就任となりました。
データを見て頂ければお分かり頂けると思いますが、現状ではこの交代に関して効果があったかどうかは評価しかねるといった感じです。
ACLを勝ち進んでいるのはオリベイラ監督もそうでしたし、リーグ戦では26節を終えた段階でまさかの15位まで下降してしまいました。
得点力は上がりましたが、それ以上に失点の増加が気になるところです。
昨日ACLの準決勝に進出しましたが、それ故にリーグが悪くても手を打ち辛いのではないでしょうか?


■ジュビロ磐田

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【OUT】
エレン
(8月15日以降)

昨年はなんとか入れ替え戦でヴェルディを下して残留を決めたジュビロ磐田。
一時は辞任を決めた名波監督を引き留めて今シーズンも継続体制で臨みましたが………正直データを書いててもちょっと辛かった。
ここまで引っ張るなら名波監督でやりきっても良かったのでは?と思う様な状況です、あとを継いだ指揮官も中々厳しい状況です。
鈴木監督で状況が良くなった様に感じますが、3勝の内2勝は天皇杯でJFLとJ3であげたもの。
過去にこの状況から残留を果たしたチームはいないとの情報も耳に入ってきましたが、ミラクルは起こるのでしょうか?
残念ながら監督交代の悪い例になってしまった感は否めません。

※番外編 横浜FC

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これぞ監督交代ブーストのスーパーな見本!!という事で紹介します(笑)
横浜FCは以前も開幕戦で監督交代からの昇格するなど交代ブーストを発動させてますね、今シーズンはどうなるでしょうか?


※番外編 リリーフエース(?)篠田善之

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名 将 篠 田 。

お読み頂きありがとうございました。
今後もこんな感じで小ネタ書く時間があればドンドン書いていきたいと思います!!(笑)

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