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さとみちゃーーーん

今回は前回ポストの続きで「素人料理を作る」編も回でしたが、脱線して先日の出来事をポストしようと思います。僕の本業、アパレルのお話です。

先日、弊社が去年一緒にお仕事をさせていただいた女性のLiveに行ってきました。彼女(=以下小和瀬さん)の経歴などは下記を参照して下さい。

弊社が取り組んでいる「Ambassador Project」その人(人生)を映し出す一着を一緒に作り上げる。に参加していただいたご縁で、PathCodeで作った服をステージで着ていただいています。

今回はそのライブのお話と、「Ambassador Project」のことを絡めて話していきたいと思います。

その人を映し出す一着?

小和瀬さんに最初にお会いしたのは、去年の7月。

共同経営者である姉。その友人の方が「ピアニスト」をしていらっしゃるつながりで、シンガーソングライターの小和瀬さんをご紹介いただいたのがきっかけです。

そこからアポをとって実際に会うことに。

当時、出来あがっていたPathCodeの商品を車に積み込み、待ち合わせの場所へ向かいました。

会った時の第一印象は「若いな!!」って単純に思いました。僕は父の会社から、ずっとミセスブランドの服作りをしていたので、正直「20代女性」に戸惑いました(笑)

ここから、いったいどのようにProjectが進んで行くのか。

持っていった服を小和瀬さんに試着してもらいながら、
「こんな色が好き」
「こんなブランドの商品を普段着てます」
「体型的に、既製品だと合うサイズが無いんですー」
とかそんなやり取りをしました。

後日、会社でデザイナーとの初セッション。

このProjectに関してモデルになっていただく方の事前情報(身長やsize感など)はデザイナーには一切入れません。

「初めて会った時のインスピレーションを大切にしたい」

その思いで、デザインを起こしていきます。

その前に、テーマとなるスタイルの打ち合わせをしいくわけですが、テーマとなったのは、小和瀬さんが最も輝く瞬間。

そう、お客様の前で歌う「ステージ」です。

これから彼女が未来へと向かって「シンガー」としての「自分」を映し出す一着を作る事が、今回の「Ambassador Project」

いつもの自分を開放してくれるもの

数日後、デザイン画を元に素材の色を彼女にも意見をもらいながらサンプル作成前最後の打ち合わせ。

サンプルはモデル寸法で作成する為、パタンナーが採寸をし、いよいよサンプル作成に入ります。

デザイン画での完成イメージは出来ますが、このサンプルが出来上がる瞬間は、何度体験してもワクワクします。

これはなにも僕だけでなく、姉もその一人。

誰よりも「ワーワー、キャーキャー」言います。誰よりもPathCodeの商品を愛している事が分かるので、一人で騒いでいてウルサイですが、単純に見ていても面白いですよ(笑)

みんなのテンションが上がり、サンプルが揃った時点で、小和瀬さんへいよいよ「お披露目」

洋服って、自分が思う「色」「形」ってあると思います。

「こんな派手な色は着ない」
「スカートなんて着ない。パンツしか持ってない」

結構見た瞬間に拒否反応に近いようなそんな感覚っていうか、僕もそうですが、普段着慣れていない洋服を見ても、試着する気持ちすら起こらない事があると思うのです。

でもそこを飛び越えて、着てみると、「あれ?私(僕)オシャレじゃね!?」って思わせてくれて、いつもの自分から開放してくれる可能性を持っているのも、また洋服だと思います。

「Ambassador Project」に関しても、普段「私は着ない・着た事が無い」商品を織り交ぜ、「新しい私」を見つけ「未来の自分」を進んでいただくきっかけになってもらえたら。

そんな気持ちを持って企画・提案をしてます。

小和瀬さんも実際上がってきたサンプルを試着して

「うーん・・・おっ!?」って、「何だ自分もこんな服イケんじゃん!まだフリフリ行けるんだ(笑)」って。

そんな感じで「未来へ向けての提案会」が出来ました。

Projectをやっていて、いつもモデルさんが羨ましいです。だって、自分モデルの洋服を作れるって、普段ではありえないですもん。その部分も楽しんでいただけているので、僕らもその分楽しませてもらってますが(笑)

服を作るのともう一つの表現

試着して、寸法などの細かな微修正を最終で行い、あとは完成を待つのみ。

とその間にもう一つの作業があります。

「Ambassador Project」はその人を映し出す服を作ることは分かってもらえたかなって思うのですが、実はもう一つその人を映し出す表現があります。

それが最初のリンクでも紹介させていただいたページで読めるロングインタビューです。

その人(人生)をインタビューさせてもらうのと、実際に作ったサンプルを着てもらって写真を撮影させていただきます。

上記のサイトで詳細は掲載しておりますが、サンプルを持って小和瀬さんの「大切な地」桐生へ!!サイト用写真撮影に!!

でも、僕・・・撮影行けなかったんです・・・

スケジュール決める時、「全然余裕っす!」って言っていたのに、奥さんファミリーとの旅行があったのを忘れていまして・・・

撮影はめちゃめちゃ楽しみにしていました。

僕たちPathCodeには「HP作成」から「写真撮影」まで全てをお任せしている「Art Director」さん(=以下JOEさん)がいます。

JOEさんは、元々姉が前職でお仕事をご一緒していたご縁で、「Team PathCode」へ参加していただいたのですが、僕はJOEさんが映像にする世界観が大好きです。そこに映る「人」「洋服」「風景」優しい光が差込む中で微笑む顔も、自然の中に溶けこんで見せる洋服の表情も。

僕たちはJOEさんへ「思いを伝える」だけ。その気持ちをそのまま見える形で表現してくれる、大切なパートナーです。今回も、JOEさんがどんな世界を写真で表現してくれるのか本当に楽しみでした。小和瀬さんのProject最後を飾る「撮影会」・・・

撮影自体はすごく楽しかったみたいですし、奇跡がおきた!とか、実際に出来あがった写真を見ても小和瀬さんの表情や場所の良さが伝わってきて、僕も行けなかったのが本当に残念です・・・

あらためて、皆様本当に撮影お疲れ様でした・・・そしてすみませんでした!!

全てを弊社スタッフ、小和瀬さんがサイトに詰め込んでくれたので、ぜひ読んでみてください。

超ロングインタビューの為、読み物としてもきっと楽しんでいただけますし、ぜひぜひ直接Live会場で歌声に魂を震わせて下さい。

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※当日撮影した写真。未公開写真を当noteだけで独占公開しちゃいます。

感動。そして僕におきた変化。

長く脱線しましたが、先日お邪魔させていただいたのは、小和瀬さんのBirthday Live。場所は渋谷セルリアンタワー東急ホテルにある、「JZ Brat Sound of Tokyo」

コロナによる「緊急事態宣言」の為、客席は半分の状況でしたが、会場は満席。

始まる前から「ドキドキ」が止まらなかったです。

そして、今回のLiveでも「PathCode kowase satomi」モデルを着用して登場してくれました。

これね、もう言葉に出来ないんです。

「感動」以外無いんです。

「思い出」いっぱいの商品を、実際に着てステージの「スポット」を浴びて歌っている姿。「何も言えねー」です。

そして、小和瀬さんの心から滲み出る「歌が好きだ」という気持ちに圧倒されました。初めてお会いしてから、たった半年。その短期間の間に彼女自身がスゴク大きくなったと思いました。

上から目線でも何でもなく、本当にオーラ出ちゃってるんです。(去年の年末も、スゴイお仕事してたんですよ!一緒に年越しされた方もいらっしゃると思います(笑))

初対面の時の「若いな!!」って感想は取り消します。今は「スゴイな。カッコ良いな」って。そんな単調な思いがフツフツと湧き出て来るんです。

そんな姿を見て、僕にも珍しく湧き出てきました。「僕たちの洋服を楽しむ気持ち」を伝えて行きたい。

企業として「生きて行く事」「伝える努力」を諦めたらいけない。こんな時代だから「挑戦し続けよう」と改めて感じさせてくれました。

ただ、オシャレを楽しむ事が制限される世の中になったのも事実です。

「外出自粛」

家に居るのにオシャレしてもね・・・みなさん思っていると思います・・・僕たち洋服屋さんには、本当に辛い時代です。

でも、去年の「緊急事態宣言」の時も、僕たちは洋服を作り続け、考え続けていました。

僕たちが、アパレルの世界に存在する価値、変わりゆく世の中でどうあるべきかを。

「作る事」を辞めてしてしまったら、僕たちの存在は無くなってしまうという事も分かっていましたので。

どうあるべきかの答えはまだ出ません。でも、姉も会社のスタッフも「洋服が好き」で「オシャレ」を心から楽しんでいます。

そんな僕たちの楽しむ姿や洋服を通して「新しい自分に出会う」チャレンジをしてもらいたい。そう思えたのです。

これからも続く物作りへの「始まりと希望」

そんな強い思いを与えてくれた小和瀬さんの歌声に・・・

感染防止の為、声を上げたり出来かったので(恥ずかしくて、コロナじゃなくても無理ですが(笑))今言わせて下さい。

「さとみちゃーーーん、最高でした」

次回こそ、「素人料理を作る」編ポストします。

他にもこんな記事書いてます。

まとめマガジンを作りました。

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一周年プレゼント企画

みなさまのおかげで、Path Codeはブランドを立ち上げて一周年を迎えました。また公式LINEを開設した記念と日頃の皆様への感謝の気持ちから、プレゼントキャンペーンを開催中です。Instagram(@path_code)からご応募いただけますので、ご興味があれば、ぜひご参加ください。

僕たちPath Codeはこんな感じの洋服を作ってます。よかったらWEB SHOPに立ち寄ってみてください。

今回POSTした小和瀬さんをアンバサダーに迎えた「Path Code Satomi Kowase」も販売中です。

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