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僕はカメレオン

前回ポストした「企画」から上司の病気で「生産管理部」へ戻りました。

「生産管理部」の仕事内容はこちら

以前僕も「生産管理部」に居たものの、元々縫製工場とのやり取りは、ずっと上司が担当していたので最初は何をしていいか分かず、縫製に関する知識は全然ありませんでしたので、何かトラブルが起きても対応する事は大変でした。
※トラブル事例も上記の「おぼっちゃま君」を参照してください。

そこで僕が見つけた方法は「知ったかぶり」

縫製工場を動かして、商品を上げる事が仕事なので、僕が止まってしまう事は出来ません。僕の指示が止まったら縫製が止まります。なので、自分の中から「分からない」という事を廃止しました。

知ったかぶり事例集

1.縫製工場からの意見は全面的に受け止め、否定をしない。そしてちゃんと「ごめんなさい」を言う。

縫製工場から「◯◯の部分が難しい」と言われても、僕は洋服を縫えないので何が難しいのか分かりません。でも、「そうですよね。僕もそう思っていました。何か良い方法ありますかね?」というように、分かるふりをして会話を成立させていました。それでも、たまにボロは出るんです。「素人」ですから。その時は電話越しでも、正座してるかの様な「ごめんなさい」を伝えていました

2.自分では解決出来ない事は関与しない。

中途半端に関わると、最終的に自分が判断する事が出てくるので、分かる人間に丸投げする。僕宛に電話が来ても、間髪入れずに分かる人に電話を回しました(笑)

3.とにかく会話をする。

他愛もない会話をとにかくしました。何も用が無いのに電話をする。直接会いに行く。関係性を深める事で、僕が判断を誤った時や、不足の事態に備えて、縫製工場に助けて貰える関係性を作る事に一生懸命でした。前回の「おぼっちゃま君」のポスト書きましたが、本当に色々起こります。そのトラブルに対応しても貰える信頼作りが非常に大切だと分かっていたので。純粋に、皆さん良い人ばかりなので楽しかったですが。

4.無理矢理でも堂々とする
失礼が無い程度に、態度が大きい感じで振る舞っていました。不安しか無い状態でしたが、そうやって振舞う事で少しでも「コイツ・・・大丈夫か?」みたいな雰囲気の排除に努めていました。

僕自身、よくこんな仕事の仕方でやって来たと今では思います。僕みたいな素人が判断を誤れば、会社にとってもリスクがあるので決して良い方法ではありませんでした。
(人員の関係で、僕しか居なかったといえばそれまでですが・・・)

僕はカメレオン

病欠していた上司は、素人からの叩き上げで僕よりも何倍も知識があって、仕事量も膨大だったと思います。(僕が出来ないと判断して放棄した仕事も、全てこなしていましたので・・・)

でも、僕にはその知識を蓄える時間も、前回ポストした情熱も上司には勝てないと分かっていました。

ただ自分との約束

「出来ない」は言わない。

でも、完璧に全ての業務をこなす事は出来ません。だから僕なりの「知ったかぶり」の仕方で業務を進めてきました。(この業務の仕方で回りの従業員さんには負担を強いた事があると思います・・・色々分からない事も多かったので・・・皆様あの時はごめんなさい!!!)

堂々振る舞い、土下座をし、楽しく話し、怒られて。どんな自分も、カメレオンの様に色を変え、その時々に馴染む様に。会社がどんな経緯や状況であろうと、僕に裁量を与えた事に対する最大限の恩返し。(元々僕はこうしたい!って意思が無いから出来た事かもしれませんが・・・)

この時期が自分なりの「働き方改革」だった気がします。

企業に属していると「誰かがやってくれる」という甘えがあると思います。自分のスキルや経験を大きく逸脱した仕事を与えられると「そんなのやった事ない」「教えて貰ってないから出来ない」「こんな会社ブラックだ」って思う事は当たり前の事かもしれません。でも、社員に裁量を与える事は、経営者にとってもチャレンジで、その期待に応える方法を自分で考える事が出来れば、自分の大きな財産になると考えられる様になりました。

「給与が欲しければ結果を残せ。それも社長が払わざるを得ない圧倒的な結果を」

これも父が良く言っていた言葉ですが、「やるか」「やらないか」その2つしか選択は無いのかもしれません。実際に、僕は「やる」を選択し続けて本当に沢山の経験という財産を手に入れる事が出来ました。

この後、社長の号令により全く違う仕事に付きますが、それはまた次回の投稿で。

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