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弁理士試験の勉強を始めて6ヶ月。ガチきつい…。大量暗記より、入門講座と過去問とのギャップが…

弁理士試験の勉強を始めて6ヶ月が経ちました

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どうもニシジマです。久々にnoteを書きます。弁理士試験の勉強を開始して約半年(厳密には7ヶ月くらい?)が経ちました。

LECの通信講座を取っているのですが結論から言うと、

①暗記量が膨大である。(がこの点は特に問題ではない)

②入門講座と過去問にギャップがありすぎる(これがやばい)

といった感じです。具体的には、「PCT,マドプロ,ジュネなどの国際関係」が絡んできたりする論文などの解説を聴いてもちんぷんかんぷんになるあたりがやべえよって感じ。

入門講座も難しいんですが、LECの論文ヤマゴロで本試の過去問を扱うんですよね。もう何のこっちゃわからずって感じです。

勉強時間

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概ね平日3時間・休日7時間を目安にしてます。歩きながら音声を聴いたりしている時間は集中度合に応じて0.5掛けくらいで換算してますね。

3月15日からスタートしたのですが、勉強時間は以下の通り。正の字で毎日付けてます…。

【3月:48h】 【4月:80h】 【5月:115h】 【6月:104h】 【7月:119h】 【8月:127h】 【9月:132h】

これでも講座受講するの間に合ってない…。ほんま受けるだけやったらできるにしても復習ありきでみんなどうやってんの?? T_T

暗記量が膨大なのはどうでもいい

暗記量が膨大なのはある程度覚悟をしていたことなのと、力技で何とでもなるのでそんなに気にならないんですよ。

とにかく繰り返して刷り込めばいいやって感じで毎日、空で条文ごとに思い出してます。

3条:初日不参入で計算方法はブツブツ…期間指定がないならば…

4条:法定期間の延長…経過前じゃないと無理で、長官がやる…ブツブツ…

大体こんなノリでやっていくと最初は時間かかるんですがそのうち刷り込まれてすぐに全体的な復習ができるんですよね。お経とか円周率の暗記とかに近い感じかなあ。

細かいところは抑え切れてない感があるのでその辺は問題に当たっていくしかないかなと。

今気になってるのは優先権のみなし公開。これってどれがみなし公開になるんだろ?と疑問に思ってるところがあるんですが問題を調べたりする余裕がなく放置してしまってます。

先の出願が取下擬制になっても後の出願が公開されたら公開するとみなすよっていう規定なんですが、累積主張との関係ってどういう感じなのかな?というあたりが疑問なんですよね。先の出願A(イロ)のイが累積主張でロはちゃんと優先権の効果があるとしたらイもロも書かれている先の出願は取下擬制になりますが、このときロだけが公開擬制になるのかイも公開擬制になるのか?優先権の効果っていうのはつまり、ほぼ遡及効みたいなものという意味合いなだけで、いつ時点で新規性・進歩性を判断するかの話なだけで公開擬制の話とは別物?だよね?という話で、イはみなし公開(公開擬制)はされないとする(?)と考えて良いのか?というのを調べたい。

専門用語がわからない

例えば優先権証明書ってあるじゃないですか。43条をみると確か優先権書類って書いてあるんですよ。でもよくよく読んでたら同じ書類っぽいな?でもこれって本当に同じ書類のこと言ってるの?優先権証明書=優先権書類でええの?

となるわけです。こういうことが多々あります。ちなみに検索したら優先権証明書と優先権書類は同じものでした。同じものを指しても違う言葉で言われたりすると途端に何それ?ってなるんですよね。

初学者あるあるなんだと思いますが。面心立方格子って習ってるのに「立方細密構造だから充填率は…」なんて授業で先生が言ってて「はわはわはわはわT_T」ってなってる感じです。

準用条文がとにかくえぐい

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準用していると法文集のいろんなところを同時に読まないといけなくなり、どういう意味なんや!?となるんですよ。

法律の文章って日本語なのか?って感じです。この文章作ったやつは正気なんか?と本気で疑いたくなるレベルですね。

何を言ってるねん!?てなるんですよ。

『先行処分がされていることを根拠として後行処分を受けることがひつようであったということは認められないということはできない。』

^_^

^_^

T_T

は?

80000回くらい読んで「…認められない」と「ということはできない」の部分で文を区切ると意味が少しわかるなと気づきました。

先行処分されたじゃんだからさ。後行処分を受ける必要があったとは言わせねーよ。

ということはできない。

ということですね。

自分で書いててよくわからんくなってきた。こういう文章読むたびにかまいたちの「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら絶対に認められてたと思うか?」を思い出すんですよ。

いやもうこれ言われてる濱家の気分ですよね。

短答試験って3時間半あるんですが、その間ずっと

「じゃんけんで負けた方は勝った方に1万円あげないとするの反対だけどどう?ただし2回連続であいこが続いたらもう一回しないとすることができるよ。」みたいな文章読まされて、

「もう一回しないとすることと『なる』」だから×か…みたいなことをさせられるんですよ。

ちゃぶ台ひっくり返しますよね。普通。

ちゃぶ台ないけど。

論文で何を書けばいいのかわからない

型を身につけないといけないんですが、毎回模範解答を見て、「検討」ってこういうことを書くのか!と。

「検討」って何を検討するねんという感じだったり、「形式論・実質論」に関しても、「実質論」は見てそのまま考えればいいからわかるんですが、「形式論」って「形式的に侵害」ってなんじゃ?と思ったり。

解答見てそういうことを書くんだなとそこから学んでる状況です。

あと、結局のところ論文試験で法文集持ち込み可と言えど、こんなややこしい文章解析して必要箇所を抜き出して書くなんて器用なことは不可能だなと最近感じてきました。結局覚えろということなんだろうな。

そして、条約はわけわからん

国内法だけでもやばいのに条約が絡んできたら余計にわからん。

あとたまに出てくる趣旨に条約が絡んでくるのあれ覚えられない。

例えば38の2(外国語書面出願)はPLT5条(7)(?)でしたっけ?

PLT5条(7)に倣ったものみたいなやつ。

あれきついな。あれほんまきつい。覚えられない。

あと論基礎では出てこないけど条約が絡んだ過去問とかはもはや解説聴いててもちんぷんかんぷんすぎる。

短基礎アドヴァンステキストが膨大

短基礎のアドヴァンステキストに掲載されている問題が膨大です。処理し切れない…と思いながら何とかギリギリ間に合わせている感じ。

でも短答の過去問を解くのはそこまで苦痛じゃないかも。条文読んでてこういうものですよと概念だけ教えられていてもわからないんですよ結局。で、問題を通してなるほどそういう意味やったんか。ということは往々にしてあるのでこれはかすかに快感です。

ちゃぶ台がひっくり返ってるので今日はこの辺で。おやすみ。

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