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通信大学生の夏・スクーリング旅11日目(最終日)

前の日記の続き

この日の14時頃関西空港を出発する飛行機なので、
ゲストハウスを朝9時頃出発することに。
冷蔵庫に余っていたお酒はキッチンにいた男性に差し上げました。
旅行が趣味とのことでいろいろ回っているそう。

時間があれば東寺に行きたいなと思ったのですが、
荷物が大きすぎて重すぎて、
駅のロッカーに1~2時間預けるのももったいないと思い、
諦めました。

大きなスーツケースを持ってバスに乗るのは一苦労…
お金があればタクシーに乗りたいけど、
貧乏人なのでバスへ。
幸いそんなに混んでいなかったのでよかったです。
あと、無印のスーツケースを買ったのですが
滑らないようストッパーがあるのも便利でした。

電車やバスで地味に助かる

揺れる電車の中でも転がりません
手元のボタンを押すだけで、ぴたっと固定。車輪をロックした際に車輪軸の向きを固定できます。

無印良品:バーを自由に調節できる ハードキャリーケース(75L)

京都駅に着いて、高速バスのチケットを発券しようと
ローソンを目指して横断歩道を渡ろうとしたけど
暑くてちょっと手前の日陰で赤信号を待っていたら、
すると後ろから
「暑いですね」
と声をかけられました。
周りには誰もいなくて、明らかに私しかいない。
振り返ると、日陰の植え込みの座れるスペースに、
薄緑の日傘をさしたおばあちゃんがこちらを向いてにこにこしていた。
「暑いですね~」とお答えしたら
「ご旅行なの?」と話しかけられ、
「そうですね、ちょっと勉強しに来たんです」と言うと
「ごめんなさいね、もう耳が遠くて…」とのことで、
ちょっと近寄って「勉強しに来ました~!」と言うと
「そうなのね~」とにこにこ。
身なりがとてもきれいな方で、変な人ではなさそう。
その後もちょっとお話したら
「おかけになったら?」と隣をすすめられ、
早めに出てきたから時間もあるし、いっか、とお隣りへ。

話を聞くと、なんと御年90歳!
戦後の京都のお話や、ご家業のこと、
本当にいろいろお話を聞かせていただきました。
「進駐軍が我が物顔でうろうろしてたのよ」って、
進駐軍のことを目で見た人の話なんて初めて聞きました。
「昨日も、あなたみたいなひとりで歩いてる女性に声をかけたの、
今は女性も一人旅行するのね~」
とにこにこお話しされていて、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
話しかけられた私はもちろん嫌な気持ちにならないし、
私もおばあちゃんになったら、ナンパしようかなと思いました 笑

ちなみに、おばあちゃんが何度も繰り返し話していたことは
「趣味を見つけることよ、夢中になれること。
私は20年前から始めた麻雀が趣味なの。今日も行くのよ。
いくつまで生きるかわからないんだから、
趣味は絶対にあった方がいいわよ」
と、90歳のおばあちゃんからの説得力のある言葉に、
私も仙台に帰ったら趣味を見つけようと決めました。

あとでご家業のことを調べたら、
たぶん…京都の商工会とかですごい人なのではと思っちゃいました。

おばあちゃんとバイバイして、
京都駅八条口から高速バスで関西空港へ。
車中から青い空を眺めながら、
改めて今回の京都旅では、不思議なご縁がたくさんあったなぁと
思い返していました。

古書が好きなお姉さん、
元司書だったお姉さん、
現司書のお姉さん、
同じ大学の講師のお姉さん、
台湾のお兄さん、
京都のあきんどのみなさん、
麻雀好きなおばあちゃん…
ちょっとしかお話ししていないけど、
そのひとつひとつの出会いに
何か意味があったような気がしてなりません。

意味があったかどうかは、
きっと未来にならないとわからないと思うのです。
ここで自分が、行動するか、しないか。
行動せずにいたら、何も起きない。
私はみなさんと出会ったことを無意味なことにしたくないから、
行動したい。
とりあえず、司書の資格は何度くじけても取ること、
そして趣味を作ること。
行動しよう、そしてまた京都に行こう、と思います。

関空ではまたも荷物の重量オーバーですったもんだしました…
こちらでは手荷物も厳しくて…涙
グランドスタッフのお姉さんが
「ポケットなら大丈夫です!」
とのことで、暑いのにカーディガンを来て、
ポケットに折り畳み傘、扇子、財布2個、入るものは全部つっこみ、
デジカメをジーパンにぶら下げ、
ポケットぎゅうぎゅうでなんとか通れました…不審…。
飛行機に乗るときは、重量気をつけましょう。。

またピンクの飛行機に乗って、仙台に到着。
自宅に帰って
「11日もあけてたから…何も起きてないかな…」
と心配でしたが、11日前と何も変わりありませんでした。

司書スクーリング旅、これにて終了です!
長かった…体調不良で書けず、もはや帰ってきて2か月弱。
記憶が朧げですが、自分の記録として残しておきたく。
ダラダラと書いてしまったので、読むにはつまらないだろうな…
と思いつつ、起きたことをそのまま書いてみました。

あまり遊びに行けなかったけど、
いろんな体験が詰まったスクーリング旅でした。
きっともうこんなに長く一場所に滞在することもないだろうし、
いい経験でした。
でも…今度は普通にどこかへ旅行に行きたいです。
読んでいただけた方、ありがとうございました!

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