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脳科学者が感情をアニメで説明してくれるVice-versa 2 (インサイド・ヘッド2)

インサイドヘット1が大好きだったので、公開翌日にインサイドヘット2を見てきました!

フランス語では Vice-Versa

今回は新しい感情が登場。ええ?なんなの?ですが、それは見てもお楽しみ。これアニメはちゃんと脳科学者と作っているから最初からめちゃくちゃ面白い。私は1の小児鬱?からとても関心を持っていました。やはり2も監修はバークレーのケルトナー博士がちゃんと入っているから大人の鑑賞にも耐えられるしいずれにせよ学びがある。


人間は思春期に入ると、もっと色々な感情が出てくるというのもすぐわかる。とりあえず図式化して見せてくれる。

もともと5人しかいなかったキャラに

喜び/悲しみ/嫌い/怒り/恐怖

思春期サインが入ると


時計回りに 憧れちゃん/心配ちゃん/恥ずかしちゃん/アンニュイちゃん

アメリカの子供向け漫画ですごいのはやはりソウルもそうだったけど、ちゃんと鬱とか 双極性障害とか普通にちゃんと目を向けているところ。

今回は前回みたいに鬱にはならなかったけど、思春期独特の双極性みたいな。アンビギアスな感情がいっぱい出てきて、それに一つ一つ対応している。皆さんが疲れるけど面白かった。アンニュイちゃんが、日本語ではダリイらしくて笑った。アンニュイはめっちゃフランス語訛りで喋るのでフランス人はもっと笑ってた。(しかも声があのフランスの新進女優でそれもわらった。彼女そういうキャラじゃないけど)


めっちゃフランス語なまりなんですけど

あと同時に1を見直すと2への伏線がいっぱい。ブロッコリー嫌いとか1を見ないとやっぱりわからない。家族島とか、友情島とかの意味とか。わかりやすいよね。

新しい仲間として憧れちゃんやはずかしがりやさんとかノスタルジーとか、もう人間って複雑すぎる。

寂しさちゃんがジェーン・スーさんとにてるのがやっぱりいい。

あとやはりピクサーサンフランシスコなんで白人でも優しい白人がいるし、親友は絶対。アジア人入れてくる。

自分があの当人だったらわからないけど、一番身近なのが息子たち。

うちの息子たちも思春期に入って、急に複雑になったのはこういうキャラがいっぱい出てきたんだなと思い出しながら見てしまいました。(まだまだ彼らは思春期)

理解ができないときこういうキャラがうろうろしてたんだね。大人はもっと複雑なキャラがいるのかもね。ナスタルジーおばあちゃんとかめっちゃ可愛かった。うちの子らはノスタルジーおばあちゃんが結構でてくる人でよく小さかった頃の写真を眺めてる気がする。

このような人間の脳がたくさん研究されて AI に応用されていくんだろうね。

トイ・ストーリー同様だんだん大きくなっていくRiley を見守りたい。

まあいろんな意味で今らしい映画です。この映画で印象的だったのはだんだん人間が成長すると『ジョワ(喜び)ちゃん』の登場が少なくなるところ。すごく切ないけど本当なんだよね。あと最初の場面で友人が違う高校へ行くと言ったときのあの観察とか。ああゆう表情をスキャンするシーンとかすごく面白い。。

ただ、ひとつだけ、物足りなかったのは思春期なのに、性欲ちゃんや嫉妬ちゃんがなかったのがちょっと残念ではある。憧れだけではなく、性欲もいれてほしかった。もしかしたら彼女たちはレズビアンの設定も有りだから。。

ということで続編が楽しみになってきました。

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