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【映画レビュー】イングリッシュペイシェント 〜生きることとは?余韻に浸れる最高の映画〜

こんにちは、橋本です。
先日、『イングリッシュペイシェント』という映画を映画館で見てきました。

1997年の映画ですが、アカデミー賞で作品賞を含む9部門を受賞した名作。そして、なんと今回、TOHOシネマズで上映されていたのです!
20年以上も前の映画が今でも映画館で上映されているって、すごいですよね。

ちなみにこの作品は、映画プロデューサーである嶋村吉洋さんから教えていただいたオススメ映画のうちの1本。映画プロデューサーがどんな視点で映画を選んでいらっしゃるか気になっていたので、非常に楽しみでした。

率直な感想は、
「さすが、映画プロデューサーのおすすめ!!」
と思えるほど、最高の映画でした。一緒に見た友人と、映画後に1時間近く語りあってしまいました。今日はそんな名作映画のレビューをしたいと思います。

一言では語れない!じわっと余韻に浸る映画

イングリッシュペイシェントは戦争時代を舞台にした映画で、ある女性が一人の男性(英国患者)を看病する中で、さまざまなシーンを回想しつつ、しだいに現在と過去が重なり合っていく映画。映画の登場人物はそれぞれいろいろな過去を抱えていてます。

・愛
・平和
・欲望
・嫉妬
・復讐
・貢献
・戦争
・悼み
・差別や偏見

など、人のさまざまな思いや感情が映画の中で飛び交います。

なので、最初のシーンは正直何が起きているのかわかりません。
後半になって、「そういうことだったのか!!」と話が一本につながってきます。

いろいろな人の思い、そして時間軸が錯綜しているので、映画を見終わった後で、
「あれ、どういう意味だった!?」
と語り合いたくなるのです。
そんな余韻に浸れる映画であることが、"名作"と呼ばれる所以なのではないでしょうか。

生きる活力とは何か?

「毎日仕事に追われていて家と会社の往復だ・・・。」
「失恋して、毎日何を楽しみに生きればいいのかわからない。」
などなど、日々生きる活力が下がる時は、どなたでも経験があると思います。

この映画でも、生きる気力を失っていた人が、ある感情をきっかけに急に生きがいを見いだす、というシーンがあります。
この映画では、「復讐」がきっかけだったのですが、それぞれ思い思いの人生を生きているので、その人の人生の転機となる出来事はたくさん起こっているんだなということに気づかされます。

そんな「生きる活力」のきっかけを与えてくれるような映画にもなっているなと僕は思います。

大切な人と一緒に見てほしい一作

人は社会的な動物なので、生きていくためには周りの人が必要。
イングリッシュペイシェントは、家族や友人など、ご自身の大切な人を想う気持ちを再確認できる映画だなと思います。

悲しくも、今も世界では戦争が起きているという現実。
そんなときに平和に過ごせているのはとても幸せなことですし、当たり前になってはいけないなと思います。
そんなメッセージ性もある映画になっているので、ぜひ一度、大切な人と一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか?



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