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#187 出張に出かけたら「人・本・旅」

コロナにより学校現場は姿を変えざるを得なかった。その中の一つに研修がある。地方で働く僕にとって、東京、新潟などへの研修には移動が伴う。前泊したり、研修後に後泊したりすることもある。オンライン参加では、その必要はない。時間になったらパソコンの前に座るだけ。終わったら、パソコンを閉じるだけだ。効率の良さはすぐに実感でき、コロナ禍の方が研修への参加数が増えたくらいだ。

でも、どこか思ってしまう、「物足りない。」と。

これまでの研修を振り返ってみると、何が足りないのか見えてきた。

「人・本・旅」だ。

新しい情報や知識を自分の中に取り入れるためには学ぶことが大事になる。その方法として「人・本・旅」が大切だと言われている。(元ライフネット生命CEO出口治明)たくさん人と出会い、たくさん本を読み、たくさん現場へ出かけて実感を得る。


僕の研修の様子は次のようなものだ。
・街歩き・・・前日入りしたら、夕食場所を探すために、ホテルの近場を歩く。歩けそうな距離なら、とにかく歩く。目に映るもの、音、においなど、様々な情報が脳を刺激してくれる。

・バスは使わない。移動はタクシー・・・よく言われていることだが、地元のタクシー運転手は地元ならではの情報をもっている。その地方の美味しいお店や観光名所などを教えてもらう。

・人力車に乗る・・・知らない土地について知りたければ、ぜひおすすめだ。僕は、修学旅行で、子どもに隠れて乗るくらい好きだ。まず、漕ぎ手のお兄さんの知識が豊富だ。有名な建造物だけではなく、電信柱や銅像などについてもウンチクをもっている。もう、そのまま子どもたちに話したくなるものばかり。また、お兄さんのサービスが気持ちいい。

・一冊本を買う・・・自分の部屋ではないホテルではやることがない。そこで、必ず一冊本を買うようにしている。学生の多い街では中古屋で探すこともある。ジャンルは教育以外のもの。研修で教育頭は使うので、違う領域にする。帰りの新幹線は、研修の余韻に浸るために、講師の書籍を読むことが多い。

こうして、振り返ってみると、小さなものだが、人と出会い、本と出合い、小さな旅をしている。

コンフォートゾーン(快適領域)を出たところに、発見と成長がある

専門領域を高める研修に出かけたら、プラスαとして、「人・本・旅」を加えてみませんか。人としての成長、修養が期待できそうだ。​


以前も「人・本・旅」について書いてました。よろしければ、合わせてお読みください。


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