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#182 意思決定も断捨離しよう

僕らの仕事には3つの労働がある。頭脳労働、肉体労働、精神労働。多忙な中、どの労働を減らすことができるのだろうか。仕事を減らす方法として「無減代」がある。無くせるものはないか、減らせる部分はないか、他のもので代えることはできないか。3つの方向から仕事を見直してみるやり方だ。これらの方法は物理的に仕事を減らすことにつながる。

今回、提案したいのは精神的な部分でも負担を減らす方法だ。

「自己抑制と実践行動と意識的選択には、同じ精神的リソースを使っている。意思決定を行うと、このリソースを使い果たすので、その後のセルフコントロールや活動の能力が下がる。」ロイ・バウマイスター

なんと、選択するという行為は、子どもに寄り添う際に行う自己抑制などと同じように、精神的なリソースを使っているんだ。精神労働のキツさは教師であれば誰もが感じているところだろう。

日々の小さな選択も精神労働となり、僕らの疲労へとつながる。「あー、あれ決めなきゃいけなかった。ん?これも今日までに決めないと。あっ、三連休の宿題どうしよう。」こんな状態では決定疲れを起こしてしまう。

となれば、やることはシンプルだ。余分な意識的選択(意思決定)を減らそう。

【仕事に関して】
●朝自習・宿題の内容は1週間分決めて、一年間通す。
 5月にもなれば、子ども自身が何も言わなくても準備するようになる。子どもが把握しているので、宿題の渡し忘れがなくて助かる。
●メールの返信をする時刻をきめる。
●片付けに時間を費やさないように、整理整頓を常に行う。

【生活に関して】
●仕事着を限定する。
 僕は同じブランドのものでパンツ、トップス、Tシャツを4着用意している。あとは、組み合わせるだけで、なんとなくまとまるので楽だ。スーツは2着だけにした。選ばれなかった10着以上のスーツは静かに眠っているが・・・
●朝ご飯のパターンを曜日別に決めておく。
●自分の時間を予定に入れる。
 自分のやりたいことは予定として1週間の中に入れる。いつかできたらいいなあ。ではなく、予定として時間をとってしまう。

どうだろう。何かできそうなことはあったかな。意思決定すること自体が楽しみな場合はそのままでいいと思う。しかし、悩んでしまうようなものは、決めておくことで、精神的な疲れを軽減することができる

自分の生活を見直し、

意思決定も断捨離

してみてはどうだろうか。
 

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