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『竜とそばかすの姫』が見たくなる魅力的な3つの要素
こんにちは。
里山です。
細井守監督、最新作の『竜とそばかすの姫』を見てきました。
今回は感想もふまえながら、
この映画を見たくなる3つの要素をつらつらと書きます。
※できるだけネタバレはしないように書いていきますが、
気になる方は気をつけてください♪
あらすじ
自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。
母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。
曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けたAsとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。
数億のAsが集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。
<U>の秩序を乱すものとして、正義を名乗るAsたちは竜を執拗に追いかけ始める。<U>と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ、竜を二つの世界から排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが――。
ー公式ホームページより
1つ目の要素 『2つの世界』
この映画では、2つの世界が描かれています。
1つは現実世界で、もう一つは仮想世界の〈U〉です。
『サマーウォーズ』でも、〈OZ〉という仮想空間が描かれていましたね。
現実世界は、高知県の越知町がモデルになった町。
水もきれいで自然豊かな町。
主人公のすずが、バスに乗り、電車を乗り継いで登校しているのを見ると、かなり田舎の町なんだなと感じました。
【INTO THE MOVIE 〜『竜とそばかすの姫』の舞台、高知をめぐる〜】#細田守 監督最新作『#竜とそばかすの姫』の舞台は #高知県。本作で描かれる美しい高知の景色をめぐった記事をSWITCHのWEBで特別公開します!@naturallykochi @studio_chizu https://t.co/KEjJgSPJrO pic.twitter.com/lWrD43PsCp
— SWITCH (@switch_pub) July 22, 2021
一方で、仮想空間の〈U〉はきらびやかな世界で、50億のアカウントが存在する世界。
この2つの世界を行ったり来たりするのですが、
ごちゃごちゃしていなくて、
なんの違和感もなくすんなりと入り込めたのが本当にすごいなと感じました。
僕はこの仮想現実と現実世界の世界設定が好きなんですが、
うまいこと理想の状態と現実の状態を表現できてて、
そのギャップでいろいろな問題も出てくるので、
僕らの世界でもこれは常々あるんじゃないかなと思っています。
2つ目の要素 『美女と野獣』
美女と野獣の現代版と言っても過言ではないくらい美女と野獣でした。(笑)
そもそも、この映画の英題が『 BELLE 』なのです。
ディズニーの美女と野獣を意識した描写がたくさん織り込まれていて、
このシーン見たことある!っていう発見がたくさんありますので、
それもこの映画を観る楽しみの一つです。
そして、映画の題名にも秘密があるらしく、
美女と野獣 と 竜とそばかすの姫 の題名の互換性があって、
美女←→竜
野獣←→そばかすの姫
が、対になってるそうです。
イメージでは逆に見えますが、
物語が進んでいくとなるほどなと感じるところがたくさんあります。
3つ目の要素 『中村佳穂さんの声』
冒頭の『U』から始まり、『歌よ』、『心のそばに』とBELLEが歌うシーンは本当に美しくて、映画館で聴いていて鳥肌が立ちました。
最近は毎朝『U』で一日をスタートするくらいハマってます。
そして、声優としてもすずの感情を上手に表現していて、
インタビューでは、すずの声を演じるときはスニーカーを履いていて、
BELLEを演じるときはハイヒールを履いて演じていたとお話していて、
そこのこだわりがリアルさを表現していたんだなと思いました。
まとめ
僕は細田守監督の作品の中でも、1位、2位を争うくらいこの作品が好きです。
美女と野獣要素もそうですが、一つの映画の中で、いろんな作品を見ているような不思議な感じの映画でした。
様々なテーマが折り込まれてて、見る前の期待を超えてきます。
そして、観られる方はぜひIMAXで観ることをおすすめします。
歌も音楽も素敵なので、より世界に引き込まれていくとおもいます。
大人でも子供でも、友人同士でもカップルでもご家族でも、誰にでもおすすめできる映画でした。
いつもありがとうございます。
里山嘉一
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