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PERMA+モデル: ポジティブ心理学の道標

ポジティブ心理学は、幸福や満足感を追求し、人々の心の健康と幸福感を向上させるためのアプローチです。ペンシルベニア大学のマーチン・セリグマン博士は、ポジティブ心理学の中核的な理論である「PERMA+モデル」を提唱しました。この記事では、PERMA+モデルの項目ごとに詳しく解説し、実践する上でのポイントを紹介します。

1. P: Positive Emotions (ポジティブな感情)
ポジティブな感情は、幸福感や心の健康に重要な役割を果たします。喜び、愛、楽しみ、感謝などのポジティブな感情を積極的に追求しましょう。例えば、毎日の生活で感謝の気持ちを持つことや、楽しい活動に積極的に参加することが有効です。

2. E: Engagement (没入・熱中)
没入は、自身の興味や情熱に向かって没頭することです。仕事、趣味、関係性など、自分自身を完全に取り込むことで生じる心の状態です。自分にとって意義のある活動や目標を見つけ、没頭することで満足感と充実感を得ることができます。

3. R: Relationships (人間関係)
人間関係は幸福感や心の健康に重要な要素です。良好な人間関係を築くことで、支え合い、共感し、喜びや困難を分かち合うことができます。家族や友人、同僚とのつながりを大切にし、積極的なコミュニケーションや思いやりを持つことが重要です。

4. M: Meaning (意味・目的)
意味や目的を持つことは、人生において深い満足感をもたらします。自分自身や自分の行動に意味を見出し、自己成長や他者への貢献を追求しましょう。自分の価値観や信念に基づいた意味のある目標を設定し、それに向かって努力することで心の充実感を得ることができます。

5. A: Accomplishment (達成感)
達成感は、目標の達成や成果の得られた結果によって生じる感情です。自分自身に挑戦し、目標を達成することで自信や満足感を得ることができます。適切な目標を設定し、それに向かって努力することで達成感を実感しましょう。


+モデルの付加要素:
PERMAモデルにプラスの要素を加えることで、より充実感と幸福感を追求することができます。以下に、+モデルの要素を紹介します。

1. Physical Well-being (身体的な健康)
身体的な健康は心の健康と密接に関連しています。適度な運動、バランスの取れた食事、十分な休息と睡眠を心掛けましょう。身体的な健康が整っていると、心の健康と幸福感がより促進されます。

2. Optimism (楽観主義)
楽観主義は、ポジティブな心の状態を促進する重要な要素です。困難に直面したときに、希望や前向きな見方を持つことが大切です。自分の能力を信じ、未来に対して楽観的な姿勢を持つことで、幸福感が高まります。

まとめ:
PERMA+モデルは、幸福感と心の健康を追求するための道標となる理論です。ポジティブな感情、没入、人間関係、意味、達成感の要素に加えて、身体的な健康と楽観主義を取り入れることで、より充実感と幸福感を実現することができます。自分自身の幸福を追求するために、PERMA+モデルの要素を意識して実践してみましょう。

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