【オスだけ殺す細菌】共生細菌ボルバキアタンパク質からメスだけ生き残る仕組みを見つけたぞ

ジュラシックパークって映画では、恐竜を琥珀に閉じ込められた蚊の化石から、恐竜のDNAを取り出して復活させていたけれど、恐竜が繁殖したら、手が付けられなくなるんじゃないのという懸念に、全ての恐竜はメスだから大丈夫だと言うことだった。

しかし、その恐竜はなぜか卵を産んで、種を増やしていたわけで。

もともと、雌雄とはメスの個体が変化したのがオスらしくて、種は仲間を増やすために本能が変化を促すらしい、それが自然のしくみらしい。そうらしい。

旧約聖書では女性は男性のアダムの肋骨から生まれたという。なにかしらの解釈があってそのような話にしたのだろうけれど、生物学的にはメスが先なんですよね。


東京大学大学院農学生命科学研究科農学部の研究チームは、チョウや蛾に矯正する最近ボルバキアが宿主のオスだけを狙って殺すことが出来るメカニズムとその原因となるタンパク質を初めて明らかにした。

ボルバキアがオスだけ殺すメカニズムが明らかになったので、チョウ目昆虫の性操作技術の開発が期待されるという。

共生細菌であるボルバキアは昆虫の半数以上に感染しており、「最も成功した寄生者」として知られている。ボルバキアはオス殺し、遺伝的オスのメス化、単為発生、細胞賀不和合という4種類の性・生殖操作を行う。しかし、このうちの細胞賀不和合歯科、分子機構が解明されていなかった。

今回の研究ではオス殺しの因子を同定するために、オス殺しボルバキア感染胚子から培養細胞を作成し、アワノメイガ個体で起きているオス殺しを再現するシステムを構築した。

ボルバキア感染培養細胞はMascタンパク質が蓄積せずに細胞のオス化がおこらず、抗生物質でボルバキアを除去すると細胞賀オス化した。MascとはMasculinzerともいう新規雄化遺伝子のこと。

研究グループはこの遺伝子をOscar(オス狩る)と命名。ベルばらの男装の麗人でもあるね。

ボルバキアはチョウ目に感染するけれど、人間にも通用するヤバイやつも存在するかもしれない。それが可能になったら、核兵器よりも恐ろしい兵器になり得るだろう。じわりと民族浄化が出来る。そういうものはずっと見つからないで欲しいし、作らないで欲しいけれど。


#日本の研究

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