【ティラノサウルスはあたまがよかった?】ティラノサウルスは霊長類くらい賢かったらしいぞ

子ども電話相談室を最近聞いていないけれど、恐竜の話はまた聞きたいところ。ティラノサウルスの下りは特に好きで、先生が質問者に向かって、「ティラノサウルスは肉食獣じゃない、超肉食獣!」と言って、唸らせるところがいまだに覚えている。

恐竜の新しい知見はどんどん更新されていて、昔の図鑑を読んで覚えていたことを得意げにいうとたまにいる恐竜ガチ勢のこどもにそれは違うよとすっぱり切られてしまう。

少し前まで羽毛があったよ、なんて話もあったんだけれど、やっぱり無かったよ、というのが最近の知見らしいです。しらんけど。


ティラノサウルスはその腕力に見合うだけの頭脳を持っていたことが明らかになった。

神経解剖学者のスザンナ・ヘルクラーノ=ハウゼル氏によると小さな腕を没捕食盛況流派、しばしば頭の悪い間抜けと思われているが、現代のサルと同じくらい頭が良かったかもしれない、少なくとも同等の数の脳細胞を持っていたかもしれないという。

しかし、全ての古生物学者が納得しているわけではなくて、この主張自体が奇想天外の大胆な主張であって、古いデータのあやしい解釈に基づいていると指摘も。

この論文の著者であるヘルクラーノ=ハウゼル氏は生きている鳥類と現代の爬虫類のデータを使って、脳の質量が増加するにつれて、ニューロンの数がどのように変化するかを推論した。そして、ティラノサウルスの終脳(大脳と呼ばれる、より高度に発達した脳の部分)にどれだけの脳細胞があったかを推定した。

ヘルクラーノ=フーゼル氏はティラノサウルスの脳は343グラムでヒヒの脳よりも多く約30億個の脳神経細胞が詰まっていると推定している。氏の計算では、同じ獣脚類の恐竜であるアリオラムスは73グラムで約10億個の脳神経細胞があり、これはオマキザル並みである。

「像の大きさでありながら、マカクやヒヒのような認識力を持った俊敏な肉食二足動物は、実に有能な捕食差であったに違いない」とヘルクラーノ=フーゼル氏は語る。

霊長類と同程度の知能を持っていたというティラノサウルスの新説。ジュラシックパークの新作ができたら、新しいキャラクターとしてティラノサウルスのイメージが刷新されるかもしれない。もしかしたら、人間の味方になるなんて展開にもなるかもね。


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