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【未来のエネルギー、ダブルアクション・ソーラータワーが登場!】昼夜問わずクリーンな電力供給をするぞ

近年、ヨルダンとカタールの研究者が、驚くべきエネルギー供給システム「ツイン・テクノロジー・ソーラー・システム」(TTSS)を提案し、その中核となるダブルアクション・ソーラータワーが注目を集めています。この革新的なデザインは、24時間365日、クリーンで持続可能なエネルギーを生み出す可能性を秘めています。

ダブルアクション・ソーラータワーとは?

通常のソーラー上昇気流タワーの2倍以上のエネルギーを生み出すダブルアクション・ソーラータワーは、2つの異なる技術を統合したものです。上昇気流タワーと下降気流タワーが一体となり、昼夜や気象条件に関係なく安定した電力供給を可能にしています。

構造と仕組み

TTSSの設計では、高さ約200m、直径13.6mのダブルアクション・ソーラータワーが中心に据えられ、その周りを10本の下降気流タワーが取り囲んでいます。上昇気流タワーは地上の空気を加熱して上昇気流を発生させ、これを利用して高いタワーに空気を送り込み、タービンを回転させます。一方、冷却用の下降気流塔は、霧状の水を噴霧して空気を冷やし、下降気流を強制的に生み出し、これによって別のタービンを回転させます。

効率と将来展望

このダブルアクションの設計により、年間約753メガワット時のエネルギーが生成され、24時間稼動する下降気流塔は約400メガワット時、上昇気流塔は約350メガワット時の電力供給が見込まれています。研究チームは、従来の上昇気流のみの設計に比べて2.14倍のエネルギー供給を達成したと語ります。

しかし、まだ商業的な規模での建設は行われておらず、資本コストやリスクが課題とされています。研究チームは現地の気象データを元にシミュレーションを行いましたが、LCoE(平準化電気料金)や他のエネルギーシステムとのコスト比較は行っていないと述べています。また、水の確保なども含め、実用化にはまだ課題が残るものの、革新的なアイデアとして注目を浴びています。

まとめ

ダブルアクション・ソーラータワーは、昼夜や気象条件に左右されず、持続可能なエネルギー供給を可能にする未来の可能性を示唆しています。技術の進化や実用化への課題解決が進む中、再生可能エネルギーの新たな展望が広がっています。

ChatGPTより作成


上昇する風があるなら、下降する風もある。そうか、その手があったか。

最近の再生可能エネルギーのニュースが割と熱い印象があって、すべての電力をまかなえるのはまだまだ難しいだろうけれど、一軒一軒の個人宅が再生可能エネルギーである程度負担ができるようになれば、家計も助かるだろうし。

ただ、このてのエネルギーは敷地が広くないとそれなりのエネルギーがまかなえないだろうし、狭い敷地ばかりの日本では、個人宅での発電よりも自治体レベルで広い敷地に発電所を設けることで、独立した電気事業により市民区民に売電するのがまだ現実的かも。

むかしの銭湯でおなじみの長い煙突が今はもう無いけれど、このダブルアクションソーラータワーが事業化されたら、あらゆる場所で煙突ならぬタワーが建っている景色となっていくかもしれない。

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