見出し画像

【社会的つながりと脳波同期】 初対面ペアは脳波の同期が高かったぞ

今回の研究では、社会的つながりの強さと脳波の同期に関する興味深い発見がありました。具体的には、初対面の人々の方が既知の人々よりも脳波が密に同期することが示されました。この結果は、社会的つながりが脳波同期に与える影響について新たな理解を提供しています。

研究の背景

従来の研究では、社会的つながりの強い関係にある人々の脳波同期が注目されてきました。しかし、初対面の人々や社会的に疎遠な人々の脳波同期についてはあまり研究されていませんでした。この研究は、社会的つながりの強さが脳波同期に与える影響を探ることを目的としています。

実験の方法

実験では、初対面の人々と既知の人々の間で協調動作課題を行い、その間に脳波を計測しました。そして、脳波の同期性を比較することで、社会的つながりと脳波同期の関係を調べました。また、グラフ理論を用いて脳波同期のネットワークを分析し、異なる社会的つながりのグループ間での差異を検討しました。

結果と考察

初対面の人々の間での脳波同期が高いことが明らかになりました。これは、社会的つながりが脳波同期に影響を与える非線形的な関係を示唆しています。さらに、初対面の人々がよりエンゲージメントを高め、その結果として脳波同期が観察された可能性があります。この結果は、社会的つながりと脳波同期の関係に新たな理解を提供し、将来の研究や臨床への応用につながる可能性があります。

波及効果と今後の展望

この研究の波及効果と今後の展望は大きく、自閉スペクトラム症などの障害を持つ人々への新たなアプローチや、2者間脳波同期のニューロフィードバックシステムの開発などが期待されます。さらに、エンゲージメントが脳波同期に与える影響や、異なる社会的つながりのグループ間での脳波同期の比較など、さらなる研究が必要です。

結論

本研究は、初対面の人々と既知の人々の間での脳波同期に関する興味深い洞察を提供しました。社会的つながりが脳波同期に与える影響が、従来の研究で考えられていたような線形的な関係ではなく、非線形的な関係であることが示されました。これにより、社会的つながりの程度が異なる場合における脳波同期のメカニズムについての理解が深まりました。今後の研究や応用において、この知見が活用されることが期待されます。


何事も例外があるとして、日本人は初対面の相手にはお互いに協調し合おうというマインドがあるんじゃ無いかと思う。学生だった頃、体育祭で組み体操があったけれど、そこで行われるピラミッドがどうしてもうまくいかなくて、何度も練習をしていた。

ここまで高いものはやらなかったけれど、普通に五段のピラミッドで立て幅は無かった。今思えば、横幅と縦幅に5列ずつ作ればもっと負担が軽かったかもしれない。

で、縦1列横5列のピラミッドはうまく出来なくて、体幹が強くないと姿勢が崩れてものすごくつらいことになる。まあそれでも、練習の甲斐もあってピラミッドは完成できるようになった。

ところが本番になると、いつものメンツで集合したと思ったら、なぜかメンバーがあぶれる事態に。あぶれたメンバーには自分も含まれていた。

なぜこうなったかは全くわからなかったけれど、あぶれたメンバーはなぜかもう一つピラミッドが出来るほどの人員だった。あぶれてしまった人間だけで立ち尽くしているわけにもいかなかった。誰が言い出したかわからないけれど、あまり顔の知らないもの同士でピラミッドを作るという意思が統一された。

誰がどうするとも打ち合わせもせずにそこにあるスペースに一人一人が四つん這いになり足場が完成した、そこに我先にと一つ一つと人が積み上がっていった。ただの一回で知らないもの同士がピラミッドを完成させた瞬間だった。

協調しよう皆が気持ちを合わせた働きは初対面に対する脳波の同期がなされていたのかもしれない。惜しむらくはこれが初対面だけでしか、発揮できないことだろう。呉越同舟、一時共闘は並のパーティよりもパフォーマンスを発揮するのか。少年漫画を読んできた人たちには好きな展開でもある。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?