【指さしで確認】添える手が見えなくても視覚効果は促進されたぞ

指さし確認は有効であるなと思えるのは経験則であって、ただの目視だとチェックした印象が薄い。

家を出るときもうっかり鍵をかけ忘れたのを思い出して、戻ったこともあったので、どうしたら忘れずにいられるだろうかと考えていた。

忘れなきゃよい。そういう一言で済ませられるなら、こんなに悩むわけがない。忘れなきゃ酔いを忘れてしまうのだから。

そういった強迫観念に駆られる心理的な観念が存在していて、強迫性障害と呼ぶそうな。戸締まりを忘れてしまったかもとか火の元を確認していなかったかとか、様々なケースを思い浮かべては不安に駆られてしまう。これが深刻になると、他人に確認を指示させてしまうまで発展するという。

指さし確認は行動と視覚で記憶により強い結びつきをもたらしてくれるので、あとから思い出しても詳細に思い出しやすくなる。漫然とやっては行けない。真剣に情報を集めるつもりでやるのが良い。

自分の場合は指さし確認に加えて、指を鳴らす。普段しない行動を加えて、ダブルチェックの効果がある。


東北大学の研究によると、手を添えるだけでも視覚処理は促進されると発表。

普通に意識を向ける注意をトップダウン型注意といい、いわゆる目視なりして、注意を向ける方法。そして、指を指して意識する方法と違いがあるのかわかっていなかった。

今回の研究は高速回転する棒を用意して、スクリーンの裏に手を置いて、合図されたら棒の角度を答えてもらう。つまり、手元は隠れているので指さし確認の手が見えない状態で指さし行動で注意してもらう。

その結果、手を添える行為自体が回転する棒の角度の正確さを増したことがわかった。

指さし確認の指が見えていなくても良い、その指を起こす動作そのものが意識を集中させる。

さらに、利き手が右利きである人の方が左利きよりも有意な差が見られたという。

指さし確認をしなくても良い、指パッチンでもグーパンチでも肉体的に注意を向けるだけで正確さがますって事。

意識も肉体も1つであるという考えが昔からあるけれど、頭脳労働で疲れたときも身体を動かすと頭がリラックスするのは、固まった思考の流れを身体に向けることでほぐしていくからってのも、それほど間違ってないかな。


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