【匂いで脂肪代謝アップ】嗅覚が全身の脂質利用を促進するぞ

https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20221111_1.pdf

どうやって、脂肪だけを落とせばいいのか。そのテーマは、たくさんのヒトが抱いていると思う。しかし、なにも食べないで痩せようとするのはかなりリスクが大きくて、痩せることが出来てもリバウンドが必ず来る。

脂質はホルモンの生産にも使われているので、オールカットというわけにもいかない。とはいえ、普通に食べていれば、脂質はある程度取っているし、脂質が含まれていないメニューを探す方が結構大変。

結局、運動も取り入れて、効率を意識しないと体脂肪を落とすのはとても大変だ。年を取るとさらに難しくなる。

褐色細胞を活性化するといいらしいけれど、他にも何かいい方法がないものか。もっと、簡単な何か。


国立大学法人富山大学学術研究部、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の研究グループは五感機能の1つである「嗅覚」が脂質の代謝調節に重要な役割を果たしていることを発見した。

今回の研究はマウスを用いて、空腹時における嗅覚刺激が脂質代謝に及ぼす影響とその機序を解析し、さらに長期の嗅覚刺激が2型糖尿病の発症を防止するかを検証。

空腹時のマウスの嗅覚を餌の匂いで刺激したところ、血糖値は変わらなかったが、血中の遊離脂肪酸が増加し、それに伴いケトン体が上昇した。増加した遊離脂肪酸は代謝改善に関わる不飽和脂肪酸。

餌の匂いを認知すると、視床下部プロオピオメラノコルチン産生神経を介して、国間神経系が活性化し、脂肪組織からの脂肪酸の有利を促進することを明らかにした。

この研究により、哺乳類の置いては嗅覚系が脳を介して脂質利用を促進して2型糖尿病の発症を抑制することが出来た。ヒトではまだ試していないけれど、脂肪の分解を早めるとするなら、食べ物の匂いを嗅いでから、トレーニングに励むのがいいだろう。リスクはないだろうし、うまくいけばそれに越したことはないし。

食事はなにがいいかな。洋菓子はさすがに誘惑が過ぎる気がする。

#日本の研究

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