ポンペイ遺跡にファーストフード店が見つかる

テルマエ・ロマエという漫画でローマの建築技師ルシウスがあるきっかけで未来にタイムスリップ、日本の現代文化にカルチャーショックを受けて、自分の時代に持ち帰って人気の技師になるという話。

銭湯やらウォシュレットやら、温泉街のラーメンやギョウザを食べて、新しい価値観を提供していく。ルシウスの持ち込んだものはまさしくイノベーションってやつで、豊かで文化レベルが高かったローマ人のとってはドストライクだった。

火山の大噴火にまるごと飲み込まれてしまった古代都市ポンペイで「古代のファーストフード店」がほぼ完全な形で発掘されたという。

火山に飲まれたはずなのに、装飾されたカウンターや調理台が原形をとどめており、食材の痕跡も発見されたとか。

フレスコ画が描かれたテルモポリウムが今回発掘されていて、これが後のレストランにあたるもの。カウンターに土瓶が埋め込まれていて、乾物を貯蔵するのに使われたらしい。

写真を見る限りだとなんか釜戸のようにも見える。でも、普通に食べ物を入れていたみたい。

温かい食べ物も入れていたようで、ブタ、ヤギ、魚、アヒル、などの痕跡が見つかっている。清掃するときは大変だろうな。

土瓶の中にいろいろな食べ物を詰めておいて、量り売りでもしてたんだろうか。土瓶の数を見るに、随分にぎやかな町だったんじゃないだろうか。そのにぎやかな最中に火山が噴火して、飲まれてしまったんだろうか。

地震の前には2万人いたようで、災害で逃げ遅れた2千人程度が犠牲になったという。

その後はポンペイ遺跡を発掘してみたら、壁画やら町の外観が掘り起こされて、観光名所になっているわけだけども、こうして新たな発見が出てくるんだからね。それであまりにも魅力的すぎて、遺跡を盗んじゃう人もいるくらいだし。

一度は行ってみたいイタリア。ご飯もおいしいらしいから。

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