【嘘の見破り方】80%の精度で嘘を見破る方法を開発したぞ

嘘が下手くそな人の話を聞くと、だいたいその場で取り繕うようなことをしゃべることが主で、愚かしいなと思ってしまう。きっと、上手に嘘をつく人は、こうして人聞きで伝わらないから、嘘はばれずに済んでいるだろう。

むかし、古畑任三郎というドラマの中で、古畑さんが上手に嘘をつく骨について話していた。嘘がうまい人は真実を織り交ぜている。真実の中に隠しておきたいことだけは、明かさないようにして、話の信憑性をつけている。

これで、真実を隠し通せたら、それはそれでいいとしても、こういうことは後になってまた取り繕うように嘘をかぶせる羽目になるから、あまりしない方がいい。

自分の知人はそういう自分を守るために嘘をつき続け、身内をだまし続けて目の前からいなくなってしまった。


オランダ、アムステルダム大学の研究チームは、嘘をついているかどうかを80%の精度で見破る方法を開発した。

誰が、何を、いつ、どのように、そしてなぜ、と言った詳細な説明をする人は本当のことを言っている可能性が非常に高いが、これらの詳細を省略しているのであれば、おそらく嘘をついているという。

嘘をつく人を捕まえるとき、できるだけ多くの兆候を判断材料に使用としている。不機嫌な顔をしているか、不安そうにしているか、目が泳いでいないか、落ち着きがないか。

9.11のテロ事件以降、アメリカの空港警備員は人が嘘をついていることを示す92の行動の手がかりを探すよう訓練された。嘘発見器と言われているポリグラフは血圧、心拍数、呼吸数などの生理的な反応を見て、起こりうる嘘を検出する。

しかし、訓練された専門家であっても、嘘と真実を見極めようとしても、その制度は偶然の一致を上回ることができなかったという研究結果もある。

平気で嘘をつける人もいれば、自分に嘘をつける人もいるのだから、嘘をすべて見抜くことは不可能である。

9つの研究で1445人のボランティアに、学生のキャンパスでの活動に関する手書きの文章、ビデオ記録、ビデオインタビュー、ライブインタビューのいずれが真実か嘘かを推測するように提示した。

直感に頼って嘘を見破った参加者や、多くの要素を用いて判断した参加者もいたが、無作為の偶然と変わらない成績になった。

しかし、説明文の詳細度だけに注目するように支持された人は59-79%の制度で真実と嘘を見分けることができた。精度としてはまだ微妙な程度だが、偶然の一致よりも大きい成績である。

このような嘘発見マニュアルが作られるなら、最近加熱している機械学習したAIにも同じようなことができるだろう。音声入力も可能になれば、即席ながらも嘘発見プロンプトを構築して、嘘発見AIできるようになるかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?