雷が実は大気をきれいにしていただと

雷が苦手というわけでは無いけれど、近くに轟音が響いたらさすがにびびる。落雷で人体に落ちるケースもあるし、以前テレビで見たのはイヤホンをしていた人がそのケーブルに向かって落ちたという話が。幸い、心臓に流れなかったので、命は無事だったのだけれど、皮膚が焼けてしまった。

落雷による皮膚のダメージというのが、高電圧による熱傷が主だけれど、検索してもらうとわかる。まるで、植物の葉っぱを太陽ですかしたら浮かんで見える葉脈のような腫れ方になっている。葉脈のパターンと人体を通電する雷の流れ方は何か共通点があるのではとフィボナッチ数列を連想してしまったり。

科学誌「Science」で掲載されて研究によると雷で待機に含まれる窒素分子と酸素分子を分解して、ヒドロキシルラジカルとヒドロベルオキシルラジカルという化学物質を作り出している。それぞれの化学式はOHとHO2。

ヒドロキシルラジカルは活性酸素と呼ばれるものの中で反応性が高く、酸化力も最も強い。

ヒドロペルオキシルラジカルは対流圏に老いてたんか水素の酸化によって作られ、成層圏のオゾン層を破壊する。

どっちも人類の環境にはあまりいてほしくないのだけれど、これらは温室効果ガスのメタンなどの分子を分解することができる。

また小さな目に見えない放電でも、効果が出ているとのこと。

雷で二酸化炭素を分解できるなら、人工的に小さな放電を起こせば効果があるのではと考えてしまうけれど、それだけだったらもっと効率のいいやり方があるみたい。

ただ、畑を持つ農家に限っては雷を起こして窒素を地面に落としてほしいよね。豊作になるから。

これからもメタンガスは増えていくだろうし、地球温暖化が進んでいくから、どでかい低気圧がやってくるだろうし、雷もじゃんじゃんやってくる時期が来るだろうと考える。

これが、いいことなのかよくないことなのか、実害を考えるとデメリットの方が大きいかな、やっぱり。


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