82歳の技術者が空気から水を作って砂漠の難民を助けるぞ

日本に住んでいるうちは、まず水には困らない暮らしをしているけれど、水に困っている国の方が多いのが事実。水をそのまま飲むことが出来るって、実はすごいアドバンテージ。

しかし、よその国では未だに井戸を掘ったり、わずかな川から流れてくる泥水をすすったりなど、衛生的にかなりよろしくない状況が未だに存在する。

雨を降らせる装置というのが実はあって、ヨウ化銀というのを使って、空に向かってそれを放つと周囲の水蒸気を集めて、雨雲を形成できる。

北京オリンピックの時は開会式で会場に雨を降らせないように別の場所で雨を降らせ多という話も。しかし、雨のコントロールがうまく出来ないから、局所的に大雨が起こることもあり、危険性が指摘されている。

砂漠地帯でも雨を降らせたら良いのだけれど、湿度が少ないからか、積極的に使用はされていない様子。

雨が降らせられるとはいえ、貴重な水分を一カ所に集めたら、暴動が起きるだろうし。そういう話をワンピースのアラバスタ編で描いていたけどね。


82歳のスペイン人のエンジニアが空気から水を抽出する機械を発明し、砂漠に住む人たちに支援をしている。

エンジニアのエンリケ・ベガさんの発明は母国に起きたスペインの干ばつに直面したときにこれを作るきっかけになったという。

この機械は電気を使って周囲の空気を冷やすことで結露をさせる。つまり、エアコンと同じ原理。

しかし、砂漠地帯では高温と低い湿度ではうまくいかなかった。しかし、このベガさんは諦めなかった。改良を加えて、2004年に非営利団体Aquaerという会社を設立。小型の機械では1日に50-70リットルの水を供給が可能に。さらに大型になると1日で5000リットルの水を生産できるようになった。

現在はソーラーパネルを設置して、電気コストの削減を図っているという。いずれは用水路やため池を作ったり、あらゆる場所で水を確保できたら、砂漠が緑地化して、水不足も解消できるかもと思うけれども、まだまだ道のりは険しいだろう。

砂漠の緑地化に関してはいろいろとアイディアが使われているんだろうけれど、どこまで進んでいるのか、皆目見当がつかない。だって、広告ばかりが情報源でいつも悲惨な状況しか見てないし。自分から調べに行けば良いのだけれど、そういった緑地化の進捗情報を広報してくれるところってないものかねえ。


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