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【ブルーベリーのワックス: 青い色の正体】ブルーベリーの青は構造色だったぞ

ブルーベリーが青く見える理由について、ブリストル大学の研究者が重要な発見を行いました。果物の表面にある微細な構造が、その青い色を生み出すことが明らかになりました。

ワックスの秘めた機能

ブルーベリーの表面にあるワックスの層は、特殊な構造を持っています。この構造が青色や紫外線を反射し、ブルーベリーを青く見せる役割を果たしています。研究では、この構造がどのようにして青色を作り出すのかが解明されました。

着色剤の驚くべき効果

研究者たちは、ブルーベリーのワックスから取り出した着色剤が、新たな青色のコーティングを生成することに成功しました。この着色剤は非常に薄く、約2ミクロンの厚さしかありませんが、目に見える青色を生み出し、紫外線を反射します。

自然の知恵を学ぶ

この研究は、自然界が着色剤を作る際に使用する巧妙なトリックを示しています。植物の表面にあるワックスの層は、色だけでなく、様々な機能を持っています。今後の研究では、これらの構造を再現し、さらに持続可能で生体適合性の高い塗料やコーティングの開発が期待されます。

未来への展望

ブルーベリーのワックスから得られた知見は、食品や他の分野での青色の開発に革新をもたらす可能性があります。また、自然の構造を模倣した新しい素材や技術の開発も期待されます。この研究は、私たちが日常的に使っている食品に隠された驚くべき科学を明らかにしました。

ChatGPTより作成


構造色とは素材そのものの色ではなくて、光の波長かそれ以下の微細構造による、分光に由来する発色現象を指している。CDなどの光媒体の裏面が虹色になっているけれど、それが構造色。

構造色を持つ生き物も存在していて、クジャクの羽根も構造色でできている。本来の色は青い色をしていないけれど、羽根の表面にある微細な凹凸が光に反射して、青く見える仕組みになっている。

植物や動物だけでなく、無機物にも構造色を持つ物質があって、ビスマス鉱石が面白くて、銀白色の金属だけれど、結晶を作ると表面に酸化膜ができる。この酸化膜は光の波長によって反射率が異なり、虹色に見えるという仕組み。


このブルーベリーのアイディアから作った着色剤が紫外線による色の劣化が起きにくくなれば、模型のコレクターにはうれしい話かもしれない。なにげに飾っているだけで、蛍光灯の光でも退職してしまうんだそうな。

うちの本棚の本も背表紙が真っ白になっている本もあるし。


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