高齢者2型糖尿病もエネルギーをとるべき

サルコペニアっていう、高齢者がなりやすい筋肉の減少症状があるんだけど、加齢とともに筋肉は合成と分解の割合が変わっていって、分解の方が多くなっていく。

だから、成人よりもタンパク質を多くとるべきなんだけど、高齢者のうちにそういうことを知っておかないと進んで摂取しようしないし、食欲も落ちていくしで予防をするのが難しい。ずっと食べ慣れたものしか選ばないし。

高齢者が入院すると病院では歩かせてもくれないので、すごい速さで筋力が落ちる。1週間入院したら、歩けなくなってしまったとかマジである。

最近では高齢者の方も筋トレをするようになっているようで、健康寿命が上がっていくようになるだろう。90代でも筋肉は増えるようなので、後はやる気次第か。

京都府立医科大学大学院医学研究科代謝内科学の研究グループは日本人2型糖尿病患者における摂取エネルギーが筋肉量に変化を与える影響を解明。科学雑誌「Clinical Nutrition」に掲載。

日本人2型糖尿病患者において、摂取エネルギーと筋肉量の変化について検討したところ、高齢患者において摂取エネルギーが少ないと筋肉量が減少することがわかった。

糖尿病だからと、極端にエネルギーをとらないというのも悪手であって、筋肉が減ってしまうと日常生活が辛くなるし、介護する立場の人はもっと大変な負担になってしまう。寝たきりの身体って結構重いんだよ、ほんと。

日常生活がなるべく負担にならないためには、カロリー計算したちゃんとした食事が必要になるんだろうけれど、「ちゃんとした食事」ができているのかって、誰かが見てくれないとわか欄ものだし。

管理栄養士でも献立を作ってくれれば、大分ましになるのかな。

それ以前に運動を習慣にして、毎日を快適に生きることを意識していくのがこれからの歩き方になるんだろう。

でも、それって結構難しいなって考えちゃうんだよね。


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