【凧で発電】高高度の風を受けとめる凧型発電機を開発してるぞ

再生可能エネルギーと言うワードをよく聞くようになったけれども、自分のところのタイムラインでは、メガソーラーはあまりよろしくないという論調になっている。熱海の洪水の件も記憶に新しいし、何かと山をハゲさせて、おびただしい数の太陽光パネルをいっぱいに張っているところを見ると、景観が悪く見えるのは否めない。

熱海の件は太陽光パネルの設置場所と土砂崩れは因果関係はないと言われているのが記憶に新しいところで、それでもメガソーラーに対する評判の悪さは、そこにパネルがあっただけでと言う事実だけで、悪い評判がさらに重なる。

太陽光発電が投資商品として、割と有望らしいと聞いてはいるけれども、使ってない山の樹林を剥がして、太陽光パネルを敷き詰めた景観はやっぱり良い気持ちはしない。今後のエネルギー政策で切っては離せないモノなんだろうけれど、メガソーラーに関しては感情的な反対意見がきっとつきまとってくるだろうと思う。

それでも、メガソーラーは天候にすこぶる弱い。雪が積もったら、雨が降ったら、夜は無理。メガソーラーは赤道に近くて平地の広い場所でこそ適している。たとえ設置は容易だとしても、これを推し進めるのは日本じゃ厳しい。

乗用車や電車の天板に電池を載せるのは良いだろうと思う。都市部のビル壁に太陽光パネルを使っても誰もとがめない。

再生可能エネルギーはいまのところ火力発電所にも叶わない。とにかくパワーが乏しいから、たくさん施設しなきゃならない。水力だって、風力だって、もっともっと足さないと、とても原発の代わりにはならない。

せいぜい、海の上で洋上風力発電所をいっぱい並べてしまうくらいか。海流に合わせて、水力発電所なんてことも出来るのか。運用するだけで、送電するだけの電気があまり出来なさそう。結局、自然の力を借りるにも、もっと力を取り入れなければ。


ドイツの風力発電システム「Skysails Power」は高高度の風力を凧のような発電機で使える風力発電を開発した。

風力発電は割と費用効果が高くて、環境に優しい。だけど、天候によっては風が弱い日もあるし、騒音がヤバイので生活圏には悪影響がある。

ところが、高高度の風はすごいぜ。高度400メートルの風は地上の2倍から3倍もある。風力は風速の3乗として計算して、最大で地表の風力の27倍の風力がある。

この高高度にある風を凧揚げの要領で受け止めて、さらに安定した発電が出来るという。しかも、場所を選ばない。高高度に住んでいる人もいないから。

まだまだ、課題はあるけれど、これなら日本でハードルは低いかもしれない。ただ、台風があるからね。うんと強い凧を作れたら良いのだろうけれど、地上の風でも相当ヤバイから。


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