【ヤマネが発光!】哺乳類のヤマネは蛍光色に光ることがわかったぞ

光る生物と言えば、ホタルとかクラゲとか、ホタルイカとかチョウチンアンコウとか、いろいろ上げられるけれども、実は哺乳類にも光るモノが存在するとは知らなかった。

遺伝子操作で光る豚の話は知っていたけれども、中国で紫外線かで口や舌、脚が緑色に光るという。いずれは、人間の体の一部も紫外線で光るようにして、カジュアルにタトゥー感覚でいじる人が現れるかな。

光る生物は地球上に4000-5000種類ほどいると言われているそうな。しかし、発光機構が解明されているのはクラゲの一部くらいでキノコの発光機構はあまり解明されてないという。


動物界の中で、光る哺乳類が確認されており、カモシカやリス、ハナウサギなどが発見されている。そして、今回メガネヤマネが光る動物として仲間入りした。

ヤマネの標本や冬眠中のヤマネ、死んだヤマネを観察した結果、ヤマネは紫外線で光ることを発見した。冬眠中のヤマネの毛皮は黄色いフィルターを適した紫外線で真っ赤に光り、小さな鼻や足は緑青色に光る。

動物界におけるフォトルミネッセンス(蛍光物質)は、タンパク質などの有機化合物が紫外線吸収し、より長い波長で再放出することで起こる。

博物館の標本で蓄光の有無を調べたところ、検査した14匹のヤマネのすべてに蓄光が認められ、紫外線の条件を変えると、それぞれに明るい緑色の光と若干の赤色の着色が確認された。

冬眠中の雌のヤマネは紫外線の元で非常に明るいピンク色をしており、亡くなったヤマネは生きている個体ほど明るくは無かったが、尻尾に明るい緑色の蓄光があった。


研究チームは、ヤマネの雄雌の両方が紫外線で光ることを確認したことから、性差は無いと考え、発光の鮮やかさに違いがあるのは、標本の年齢や、時間の経過とともに色素が分解された可能性が高いためと考えている。
しかし、このように哺乳類が光るのはまだ解明されていないとのこと。

発光すると言うことは、他の動物に見られてしまうと言うことで、それは夜行性でも仲間に見つけてもらうと言うこともあるかもしれないけれど、襲撃される方がリスクが大きいのではとも考える。

このような進化を経た理由が明確にあるだろうけれど、光る小動物としておとぎ話や言い伝えが存在していなかったのかな。何か、ヒントがありそうなものだけれど。


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