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Parsleyの世もつれづれダイアリー

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#政治

安倍晋三氏はなぜあそこまで怨嗟を呼び起こさなければならなかったのだろう?

安倍晋三氏はなぜあそこまで怨嗟を呼び起こさなければならなかったのだろう?

 安倍晋三氏が撃たれたという凶報は、NHKでほぼオンタイムで見ていた。その映像は生々しく、女性記者が震える声でデスクに指示を仰ぐ電話や、心臓マッサージをする姿も映し出されて、首相官邸に戻った岸田文雄総理が真っ赤に腫らした目でコメントをしているのを見ても、現実事だと理解るのにはしばらく時間がかかった。

 個人的に、安倍氏の政治信条には首肯しかねる部分は多々あったし、言動に「どうよ」と感じることもあ

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政治はもっと人々の「ダルさ」を前提にするべきなのでは、というお話

政治はもっと人々の「ダルさ」を前提にするべきなのでは、というお話

 だいぶ前に西田亮介先生から「なぜParsleyさんはそんなに政治に関心あるのか不思議」的なことを訊かれたことがある。確かその時は「実は小学生の頃から政局マニアだったんです」みたいに答えたような……。
 記憶を遡ると、土井たか子氏が委員長だった日本社会党が躍進を果たして与野党の議席数が逆転した1989年の参院選。自民党の幹事長だった橋本龍太郎氏がタバコ(チェリーだったらしい)の煙を盛大にふかしなが

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たかまつなな氏が枝野幸男氏に尋ねるべきだった事を考えてみる

たかまつなな氏が枝野幸男氏に尋ねるべきだった事を考えてみる

 最近ちょっとスランプ気味だな~と思うことが多いこの頃。皆さんお元気でしょうか?

 ここのところ、大臣会見出たり山田太郎参議院議員の取材などをしていて、「やっぱ政治取材むずかしい」と改めて感じているわけなのですが。たかまつなな氏が立憲民主党の枝野幸男代表へのインタビューを「失敗だった」という記事を見て、いろいろと考え込まされた。

 YouTubeも視聴したけれど、たしかにこの対談は「失敗」だっ

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政治取材の現場では無力しか感じない/「専門性って何?」というお話

政治取材の現場では無力しか感じない/「専門性って何?」というお話

 ブロガー上がり風情とはいえ、自分もなんだかんだで政治家や公官庁・自治体の取材をするようになって10年が経過した。最初は政治のネット活用といったところからはじまり、民主党政権時に大臣会見がフリーランスにもオープンになったのに便乗して潜り込むようになり、第二次安倍内閣になった以降も、児童ポルノ法改正やクールジャパン政策、知財戦略などを中心に取材した。この間、自分なりに手応えのあったお仕事もいくつかあ

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