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キラッ✨メンタルDNA・BODY それぞれの役割 〜1つの細胞だけが輝いてるわけじゃない〜

執筆:ラボラトリオ研究員 きむら真


前回
は「遺伝子のスイッチオンとオフ」
について手短かに概要をお届けしましたが、
いかがでしたでしょうか?

数万種の遺伝子設計図はあるけれども
その一部分しか
タンパク質やRNAとして細胞の中には存在していない!

そしてどの遺伝子設計図がオンになっているのかは
細胞ごとによって違うのだ、ということです。

そこで今日は
私たちの身体の細胞について
わかっている知識を共有していきたいと思います。

人間の身体をこまかく分けて
その形・構造を学ぶ学問を
「解剖学」といいます。

解剖学的にまず、
器官というカテゴリーでみていきましょう。

器官という視点では
神経、心臓、筋肉、胃、肝臓・・・等々と分類できます。

体全体ではこまかくみると、なんと200種以上にもなります。

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私たちの体は、
各々の器官独自の構造をもち、
それぞれが特定の役割を果たしているのです。

・神経は電気信号を伝える役割
・心臓は血液を送るポンプの役割
・筋肉は体や臓器をうごかす役割
・胃は食物を消化する役割
・肝臓は体に必要な代謝・栄養分・解毒に関わる役割

などなど。

細胞の分化

上記の図からもおわかりのように、受精卵から分裂した細胞のうち幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれる細胞ができます。これらの細胞は身体を構成する様々な細胞に分化する能力を持っています。特定の刺激を受けて細胞はそれぞれ、機能の異なる細胞へと分化していきますが、どの細胞も持っているゲノムDNA配列は同じ、つまり同じ設計図を持っています。(生殖系の細胞と一部の免疫系細胞を除く)

器官は細胞が集まった組織から構成されていますが、
一つ一つの細胞は
器官・組織ごとに違います。

不思議なことに
これらの細胞は全て同じ設計図をもっているのに
形も役割も違います。

理由は、
オンになっている遺伝子が違うからです。

オンになっている遺伝子のパターンを解析することは
正常な細胞の役割を果たし
健康でいるためにも、
とても重要なことであるといえるでしょう。

本日の情報はここまで。

知識だけでなく、身体の細胞、臓器、部分で
感じてみるのも良いしょう。

考えるのではなく感じてみようとすると、
みなさんご自身の意識の力で
健康な状態でいる
遺伝子発現パターンをつくれるような気がしてきませんか?


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【きむら真(生命科学博士)プロフィール】

鳥取大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。
理化学研究所、長寿医療研究センター、ロズウェルパークがん研究所研究員。

日本大学医学部助教を経て、細胞、遺伝子検査、自律神経系、心理調査測定からエビデンス・科学データ解析結果を提供し、健康・心・意識をよりよくするサポートを提供する、サイエンスコンサルタント。

DNA研究~意識科学研究を日常生活や企業活動に実践することで、一人一人の能力を発揮できるストレスフリー、制限フリーな個人、組織づくりをお手伝いをしています。


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