好きが今をつくってくれる(仲口)

好きなことの話をしよう

好きなことの話。

仲口です。


僕は友達とかから趣味が多い人として捉えられてるんです。

映画に音楽、アメコミやラジオ、本を読むのも好きです。字の本。字の本。

ももクロも好きですし、仮面ライダーも好きで、落語も好きです。

服とか靴も好きです。モテとかよりは自分の心の充足・自信になる。

心を武装すればちょっとだけ勇気を持てたりする。

カッコいい、素敵だな、すごいと思ったらそれを少しずつ

自分の中に取り込んで、ごちゃごちゃとミキサーのようにかき混ぜていくと

自分だけの見たことない色の何かが出来上がってくるのが好きです。

憧れたり感動した「誰かみたいに」が少しずつ新しい自分を作っていく。


昔見た映画や読んだ小説に大人になって触れてみると

「あれってこういうことだったんだ!」という感動がある。

これって大人と子供っていう漠然とした話ではなくて、

自分の中に集積されたものが、文脈を見つけて読み解く力になっているということだと思うんです。

でも時間は限られてる。

自分一人分の人生ですからね。

改造人間として世界中の人々を守るために同族殺しをして涙を流すとか

メキシコからアメリカに渡ってマフィアのお家騒動の渦中を生き抜くのも、

花魁に惚れ込んで3年寝る間も惜しんで滅私奉公なんてやりたくないし

いやできないですよ。正直自分じゃやりたくないし。

でも、映画や小説はほかの人生を疑似体験できる。

それに、そこから思い知って自分の一部になることもあるし。

マイ・インターンという映画で、デ・ニーロ演じるベンさんがハンカチを2枚持ち歩く理由を知って実際にそうしてみたりしますし

東直己著「ススキノ探偵シリーズ」(探偵はBARにいるが映画化されてますね)の主人公に感化されて、成人してからしばらくはウィスキーのロックをダブルで飲むという、非常にイキったことをしていました。

疑似体験もそうなんだけど、

ほかの人の頭の中を聞かせてくれる、覗くことができる。


小説や映画、あとなんでもいいんですけど

それを楽しむためには文脈を読み解く力を鍛える必要があると思っていて

たくさん集積して、考えて、知って、落とし込んでいけば

その先には楽しいものが待っている。

物語を読み解くことというのは

この世界を読み解く力をくれるんです。


昔は本を読めといわれて反感を覚えていたけど、

本の中身に何かがあることもあるけれど、

世界の見方や自分の心の中の武装をまたひとつ強くしていく経験こそが、世界への眼差しを豊かにしてくれる。

変身ベルトやスーパーパワーがなくても、

自分の矜持や経験の引き出しで、いつか誰かの為になれるかもしれない。


今日も集積して、癒されていきましょう。

そんな瞬間が好きなんです。

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