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水音が響きわたる、公園のようなオフィスで仕事をする

こんにちは。parkERsブランドコミュニケーション室の矢崎です。

夏の訪れを感じさせるような陽気が続いています。こんな季節は、公園に行きたくなったりしませんか?わたしはいい天気の日に道を歩いていると、「このまま公園に行ってのんびり過ごしたい!」とよく思います。公園で作業や仕事をしたら捗りそうですよね。

今回のnoteでは「公園のようなここちよさ」をテーマにデザインされた、わたしたちのオフィスについてご紹介します。このオフィスにある植物はすべて本物です!きちんと手入れをし、育てています。

スタッフが増えてから、何度か自分たちで改修工事を行なったので今のオフィスは竣工当時と比べると様子がかなり変わっています。ですがここでは、デザインのこだわりをお伝えするべく、出来立てほやほやの頃の写真と共に見どころを書いていこうと思います!

コンセプトは、「日常に公園のここちよさを。」

表参道駅から徒歩5分。ブルックスブラザーズのビルの2階「PORTAL POINT AOYAMA」というシェアオフィスの一角に、parkERsのオフィスはあります。

parkERsの空間デザインのコンセプトは「日常に公園のここちよさを。」
晴れた気持ちのいい日の公園を想像してみてください。そこには何があるでしょうか。遠くの方で水が流れる音、風が草を揺らす音、太陽の光、木陰に落ちる木漏れ日・・・。木がただ生えているだけではなく、気持ちのいい風景にあふれています。そこでは子供が走り回ったり、昼寝をしていたり、家族がピクニックをしていたり。人が自由に楽しく過ごしています。風景に人が加わってはじめて公園はここちよいものになると、わたしたちは考えています。

わたしたちのオフィスも、ただ植物があるだけではありません。いたるところにここちよい公園の要素が散りばめられています!

水音がここちよく空間を仕切る 

湧き水をイメージした水什器

滝をイメージした水什器

オフィスに一歩入るとここちよい水音に包まれます。
水音は、自然現象でみられる「1/f揺らぎ」のリズムを持っています。心臓の鼓動やろうそくの炎にもみられるこのリズムは、人に快適性をもたらすと言われています。

水什器を挟んで、左側がミーティングスペース。一段上がった右側のエリアが執務スペースです。ここには特別に仕切りがあるわけではありません。でもこの水音が「音のパーテーション」の役割を担うことで、執務をする人もミーティングをする人もここちよく過ごすことができる空間を作り出します。

人と植物の距離をデザイン

ガーデンローテーブル

ミーティングスペースに置かれた「ガーデンローテーブル」。ガラスの天板の下に植物が植えられています。手元の資料を見ていても何となく視界に植物がある。そんなちょうどよい植物と人の関係性を作っています。

ミーティング風景

室内で季節を感じる 

Weekly Flower

わたしたちのオフィスには毎週月曜日に季節の花が届きます。このWeekly Flowerは、ひとり1輪ブランドマネージャーからアルバイトスタッフまで全員、必ず自分で生けています。それは、日常的に花や植物に触れることを大事にしているから。2月はチューリップ、5月はシャクヤク、6月はアジサイなど・・・、花があることで室内にいながら季節の旬を感じることができる空間になっています。

室内で天気を感じる

Hamon Lamp

水滴が落ちる様子を上から照らすことで床に波紋の影を落とすHamon Lamp。
表参道ヒルズのスターバックスにも設置されているこのランプは、水滴が落ちる間隔は気象情報と連動しています。雨の日はたくさん波紋の影が落ちてくるなど、室内にいても外の天気を感じられるデザインです。

木の素材感が感じられるテーブル

人気の“手裏剣テーブル”

3人掛けの執務デスク。手裏剣の刃のように配置され、視線が少しずれることでここちよい距離感を生み出します。古材を使用した天板は、木そのものの質感を体感させます。物は書けないし服が棘に引っかかったりと執務には向かない机なのに、オフィスで一番人気。少しの不便さが人間の本能を刺激し、クリエイティビティが発揮されるという仮説に基づいてデザインされています。

テーブルの木目

エバーフレッシュ

そしてこの手裏剣テーブルの中心から生えた「エバーフレッシュ」。この植物は、就眠運動をする特性を持っているため、夜になると葉が閉じます。parkERsのオフィスには時計がないのですが、植物を通して時間の変化が感じられるようになっています。

parkERsのシンボルツリー

窓際には、シンボルツリーのガジュマル。どんどん大きく育っているparkERsの守り神です。夜間にライトをつけ、生える向きを調整しながら丁寧に育てています。

実際に使ってみて

わたしがこのオフィスを使っていて感じることは、ここは「人も植物もともに育っていく空間」だということです。この空間ではみんなが生きていて、同じ時間を共有し、それぞれ心地よく過ごしています。植物に新芽が出たら「新芽が出たね」という会話が生まれる。Weekly Flowerのシャクヤクが花を咲かせなかったら、みんなで蜜を拭ってみる。花や緑がきっかけでコミュニケーションが生まれる。それはとても豊かなことだと思います。

parkERsは、そんな花や緑のある豊かな瞬間を体感してもらいたいと思い、空間や時間のデザインしています。

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この記事を書いた人

矢崎 恵理
park corporation/parkERs 
ブランドコミュニケーション室所属。
武蔵野美術大学を卒業後、
「うっとりする空間を作りたい」という想いのもと、parkERsへ。
parkERsでは、PR関連の制作を担当しています。