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47 paper trip #34旅目 「大分県」 by KAMI

今回の旅先は、大分県。
寒くなると温泉地行きたくなっちゃう!
大分県のひとつ目の切り絵は、こちら。

『岡本屋売店』の地獄蒸しプリン。
温泉地の一つである別府にある旅館が運営する売店の看板商品。
温泉の蒸気で蒸し上がったプリンは濃厚でなめらか。
カラメルのほろ苦い味わいが更にプリンの美味しさを引き立ててくれる。
あと温泉地にあるお店というのもあって、湯けむりに包まれて食べるのもまた趣きがあっていい。

実は祖父母の家が大分にあるので、私にとって大分はかなり馴染み深い県。
とは言っても、子どもの頃のお出かけはテーマパーク三昧だったので、意外と観光で有名なところにあまり行った記憶がない(笑)。
でも一度だけ別府の観光をしてみようと、地獄めぐりをしてここのプリンを食べに行ったことがあった。
プリン自体も最高に美味かったけど、あの別府温泉ならではの硫黄の香りと湯けむりに包まれた中で食べたことが当時の私にとって新鮮で印象的だった。
更にプリンのカラメルがほろ苦いのも相まって、子どもながらちょっと大人っぽい観光をした気分になった。
大人になった今、あのプリンを食べたらどんな感想になるんだろうな。

次の切り絵は、こちら。

『安心院葡萄酒工房』の安心院ワインナイアガラ。
実は、大分の安心院というところは美味しいぶどうが採れる。
ここのワイナリーは、地元で採れたぶどうをつかって美味しいワインをたくさん作っている。
切り絵にしたワインは、過去にいくつかの賞をもらっている白ワイン。
とってもフルーティで、ぶどうのフレッシュな香りも相まって飲みやすい。
自分用のお土産にも買いたくなっちゃう一品。

このワインは、美味しくてたま〜に飲んでいる。
ここのワイナリーは、祖父母の家からアクセスしやすくて、昔から両親が時々買いにいっていた。
今は多分やっていないかもしれないけど、昔はワイナリーの販売コーナーで試飲ができた。
子ども頃の私は、ワインを美味しそうに試飲している大人たちが羨ましくって、早く大人になって飲みたい!と思っていたな〜。
成人になってやっと飲めた時は、本当に大人になったんだなとちょっと感動しちゃった(笑)。
でも成人なりたての頃よりも今の方がここのワインの美味しさがわかる様になった気がしている。
今はネットでも買えるようになったけど、またワイナリーに行ってワイン買いたいなあ。

そんな感じで、大分の旅は終わり。
次はどこに行こうかな?


この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、全国34ヶ所を旅しました。みなさんのゆかりある土地や行ってみたい旅先での新発見はありましたか?次の旅もどうぞお楽しみに。

KAMI
熊本県出身長崎県在住の、切り絵作家。半立体的で柔らかな色合いの切り絵が特徴です。Instagram に全ての作品が掲載されています
https://www.instagram.com/kami_memor_art3


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