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47 paper trip #44旅目 「香川県」 by KAMI

今回の旅先は、香川県。
大学の卒業旅行で行った懐かしい土地。
もう10年近くまえになっちゃうけど(笑)。
香川県のひとつ目の切り絵は、こちら。

『竹清』のうどんかけ小と半熟卵の天ぷら。
香川の元祖セルフうどんの元祖と言われるこのお店。
お店の人にうどんの玉数と天ぷらを注文をし、受け取った後は、自分でつゆや無料のトッピングを入れていくスタイルで運営されている。
つゆは、冷たいのと温かいのと選べるし、無料のトッピングは、ねぎ・天かす・おろししょうが・かつおぶし・梅干し・わかめ・ごま・紅生姜がある。
天ぷらは、さくさく揚げたてがたくさん並んでいて、今回切り絵にしたのは、半熟卵天ぷらをチョイス。
半熟卵の天ぷらは、このお店が発祥らしい!!!
自分好みのセレクトうどんを食べにぜひ行きたいな〜。

香川県と言ったら、おそらく百発百中で出てくるであろううどんっ!!
うどんを食べずに帰る人もいないだろうな〜ってくらいお店もかなり充実している。
大学の卒業旅行に行く時も、どこのうどん店に行くかかなり悩んだけど、セルフうどんの元祖と言われ、そして半熟卵天ぷらの発祥のお店というところに魅力を感じてこのお店に行った。あと高松の中心街に近いところも選んだ理由だったなあ。
私がお店に行った時は、平日だったせいかスムーズに入店できたけど、休日は並ぶこともあるらしい。
ここに行った当時は、セルフうどんのお店に行ったことがなかったから、自分で天ぷらやトッピングをとるスタイルに新鮮さを感じたし、何よりもほとんど立ち食い席だったことにびっくりした記憶がある。
かなり戸惑いながら注文したり、席を取ったりしたけど、お店の人や常連客の方が優しく教えてくれて嬉しかったな〜。
うどんのだしも優しくって、ふあ〜と沁みた。
春前のまだ外が冷える時期に行ったからあたたかいつゆで食べたけど、次回は、暑い季節にいって冷たいつゆでも食べてみたいな。

✳︎

次の切り絵は、こちら。

『寄鳥味鳥』の骨付鳥・若とりとお通しのキャベツ。
骨付鳥という、スパイスやにんにくが効いた味付けをした鶏料理は、香川県のもう一つの名物。
骨がついたまんまで出てくるけど、食べやすいように切り込みを入れてくれている。
鶏の焼いたときに出た旨味のあるオイルがかかっていて、それをつけながら食べると更に最高。
まさにビールに合う一品。
骨付鳥のお肉は、身の柔らかい若どりと噛みごたえのある親どりの2種類から選べる。
誰かと一緒に行って、若どりと親どり両方を頼んで、食べ比べしたら楽しいかも。

実は、現地についてから名物料理だと知った骨付鳥(笑)。
一度香川に旅行に行った人であっても、おそらくおいしいうどんにしか目に入らなくって、骨付鳥のことを知らないまま帰る人も案外いるような …?
というのも、香川に旅行に行ったことがある人たちとお話しした時、骨付鳥食べました?美味しいですよね?と話したらきょとんとされた経験があった(笑)。
うどんを食べた後、現地のお土産屋さんや街中を散策したときに気になって、直島に行って夕方帰ってきてから、泊まったホテルに近いこのお店に行った。
自転車に乗って直島をほぼ一周したのもあって、ぐったりしすぎて食欲があまりなかったけど、骨付鳥がテーブルに来たらすっごい食欲が湧く香りで、お腹が一気に減ってしまってすぐに食べきってしまった(笑)。
あとぐったりしていたからお酒を頼まなかったけど、食べながらビールを頼んだらよかったかもなあ…と後悔するほど、ビールに合うごはんだった。
お酒好きの人は、本当に食べてみて欲しいっっ!
あ、ちなみに友人と親どりと若どりを頼んで食べ比べしたけど、私は若どり派でした!

そんな感じで、香川県の旅はおしまい。
次は、どこに行こうかな〜。



次回は、どこに行こうかな。

この連載では、切り絵作家 KAMI が〈切り絵で巡る日本の旅〉をテーマに、各地で気になるものを切り絵にして紹介していきます。ここまで、全国44ヶ所を旅しました。みなさんのゆかりある土地や行ってみたい旅先での新発見はありましたか?次の旅もどうぞお楽しみに。

KAMI
熊本県出身長崎県在住の、切り絵作家。半立体的で柔らかな色合いの切り絵が特徴です。Instagram に全ての作品が掲載されています
https://www.instagram.com/kami_memor_art3


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