#日仏国際結婚3 シンガポールで外国人同士が国際結婚をする場合

やっとフランスに提出すべき書類についてが終わりました!長すぎる・・・

次は、シンガポールにおける外国人同士の婚姻について(ちなみに、日本人同士の場合は、日本大使館を通じて、日本に婚姻届を提出可能です・・)。

さすがはシンガポール、オンラインで申請できますし、進んではいるのですが、Registry of Marriage (ROM) の外で入籍式 (Solemnization) をしたい場合は、日にちの計算をきちんとやらなくてはいけません~

★シンガポールにおける婚姻の簡単な流れはこちら:(1)オンラインにて婚姻する旨を伝える →(2)ROMにいき書類を確認してもらう<VDSD> → (3)Solemnizationという入籍式を行う。意外と日にちの制限があったり、ふたりで行かなくてはいけなかったり、それなりに計画的に行わなくてはいけなかったので、詳しくご紹介します。http://www.rom.gov.sg   

0) Solemnizerを探す
私たちは、まず、Solemnizationの日取りを決め、Solemnizerという、入籍式を執り行ってくださる神父さんのような方の予定を確認、予定をブロックしていただき、それからROMのウェブサイトでNotice of Marriageを登録しました。ちなみにSolemnizerは、Solemnizationを執り行えるライセンスを政府に登録している方。オンラインでBest solemnizer等と検索するとでてきます♪
もし、同日にパーティをやるのならば、場所や出席者の都合等も考えなくてはいけませんね!

1)       File a Notice of Marriage online  
オンライン登録は、Solemnizationの日を除いて、21日~3か月前からできます。https://www.rom.gov.sg/efile/file_notice_marriage_step1a.asp

必要はものは:
• 新郎新婦両方のパスポート番号
• 証人 2名のパスポート番号
• Solemnizationの日にち・時間、Solemnizerの名前・ライセンス番号、Solemnizerがサインしたコンセントフォーム(ROM外でSolemnizationを行う場合)
•手数料 $380を支払うためのクレジットカード情報(ちなみにシンガポール人だと確か$50以下でした・・・)
•他にもいくつか仕事だったり給与だったりについて聞かれるので、一緒にやるのが吉。

オンライン登録が終わると、最後に ‘Summary of Notice of Marriage’ がでてくるので、PDFで保存。後日、印刷してROM持っていく必要があります。

終わったら、' Invitation to solemnize marriage' に、SolemnizerにPDFを送ってサインしてもらい、PDFで送り返してもらいます!(会わなくてもOK)

2)       Go to the Registry of Marriages to Verify Documents and for Statutory Declaration  (VD/SD)  
最初の手順でのオンライン登録の際に、書類が有効かの確認を行うVDSDの日を予約します。これはSolemnizationの1-14日前です。 
新郎新婦ともにROMに一緒に出向く必要があります。証人はVDSDにくる必要はないですが、証人のパスポートのコピーを持参する必要あり!オンライン登録を行った際にもらう、Summary of notice of marriageに、必要書類が書いてあります。

★VDSDに必要な書類
(1) 新郎新婦のパスポート
(2) SolemnizerがサインしてくれたInvitation for the solemnization
(3) 2名の証人のパスポートのコピー
(その他の書類は、Summary of notice of marriageを参照)

ROM(役所みたいなところ)に向かうと、その場でSolemnizationを終えている方もいらっしゃるので、お祭りムードな人たちも。受付で番号を受け取り、その場で待ちます。私たちは、この場ではSolemnizationは行わず、別途パーティと併せてやることにしたので、小さな部屋に入り、書類を確認してもらった後、独身ですかといった質問に対して宣誓をしました。

VDSDが終わると、下記がもらえるので、確認してください。Solemnizationで必要となります!
(1) Confirmation of Marriage Licence issued
(2) Certificate of marriage
(3) Marriage folder
(4) Checklist
(5) ROM self-addressed envelope

3)       Proceed to marriage solemnization
いよいよSolemnization!私は入籍式と言っていましたが、日本でいう、挙式のような感じでしょうか。シンガポールでは、午前中に家族でSolemnizationを行い、午後に披露宴(最低でも200人以上出席・・・!)という流れが多いようです。

ここには、新郎新婦、21歳以上の証人2名、そして、元々登録していた、ライセンスをもったSolemnizerが立ち会う必要があります。

★Solemnizationに必要なもの
・全員のパスポート(新郎新婦、証人2名、Solemnizer)
・結婚指輪(恐らくなくても問題ないが、安くてもいいから用意して的なことを言われた気がします)
・リングピロー(なくても問題ないとのこと)
・黒色のペン
・誓いの言葉(Vow)
・ROMでもらった下記1-5
1.  Certificate of Marriage (colour version)
2.  Certificate of Marriage (black/white)
3.  Confirmation of Marriage Licence Issued (pink)
4.  One empty envelope addressed to ROM
5.  One hard-cover paper holder (gold)

Solemnizationが終わると2番の白黒の婚姻証明書は、SolemnizerがROMへ提出してくれて、晴れてROMに登録される形です。カラーの婚姻証明書は、新婦に渡されます。再発行はないので注意。

これにてシンガポールにての婚姻が完了します~~~
日本の挙式で行うような結婚証明書にサインをし、それが法的な証明書になるので、サインをするときにはドキドキしました。

ちなみにSolemnizationの流れですが、Solemnizerが全てを取り仕切ってくれるので、言われる通りにやれば大丈夫。名前の読み方や式の流れを確認した後に、今から入籍式を執り行います、と始まり、Will you ~~~? I will. Do you~~~? I do. といった質問があった後に、Vow (お互いに誓いの言葉を読み合う。シンプルな短い宣誓でもいいですが、きちんと長いものにしてもOK) を読みあい、指輪交換、婚姻証明書にサイン(新郎新婦及び証人・Solemnizer)、誓いのキス、という順番だったと思います!
さすが有名なSolemnizerなだけあって、写真の撮り方等もアドバイスしてくれるすごい方でした!!!

Solemnizerはボランティアでやってくださるため、決まった手数料はありません。ですが、登録手続きや、実際にSolemnizationの時間を割いてくださるわけなので、お礼をするのが通常とのこと。最低でもSGD 50~とシンガポリアンは言っていました!

残すはフランスと日本に婚姻を反映するのみ~~~!!!!


***************
目次
#日仏国際結婚1 第三国で入籍
https://note.com/eldd/n/nce42835c7479

#日仏国際結婚2 入籍前にフランス側に申し入れが必要
https://note.com/eldd/n/n6ad91f0d602c

戸籍謄本の取り寄せ方
https://note.com/eldd/n/n5ed11860765f

アポスティーユの仕方
https://note.com/eldd/n/n7c352ec9eafe

法定翻訳とは
https://note.com/eldd/n/n239097401406
***************

(*一個人の体験談です。実際に必要な書類、最新の情報等は、各大使館のホームページをご覧いただくか、担当部署までお問い合わせください)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?