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ちぶり通信9_タヌキの楽園へようこそ

すっかり春になった。


赤ハゲ山は野大根の花が咲き乱れ、ホケキョと鶯が鳴いている。海のトーンも数段階アップし青々としている。

島の春は美しい。

白い花が野大根の花、今が見頃


話題は変わるが、知夫里島はまるで島全体が放牧地かの如く、草をむしゃむしゃと食べる牛をよく見かける。

そんな牛よりも、よく見かける動物といえばタヌキである。

赤ハゲ山に登れば、牛と一緒に食べものを物色しているタヌキを観察することができる。

たぬきの数 〉牛の数


かわいいたぬき様



別に赤ハゲ山だけにとどまらず、民家の周りにも、道にも、排水溝にも、藪にも、至る所にタヌキ、タヌキ、タヌキ。しかも、人間と近くで共生しているからか、警戒心が薄い。結構そばまで寄ってきたりする。


島の夜道はタヌキの合コン会場と化しており、つがいのタヌキたちをよく見かける。繁殖に余念がない。



釣りをしていても、魚のおこぼれを貰うべく周囲をウロウロする始末。

ハチ公かの如くスタンバるタヌキ


釣り人の後ろにピタッとマークするタヌキ



タヌキ好きな人(そんな人がいるかはさておき)にとっては至る所でタヌキに出会える良き島なのではないかと思われる。



がしかし、キュートなその姿の反面、島では害獣として認識されており、大切に育てられた野菜を齧られたり、牛の餌を食べたりと悪事を働いている。



なんとも共生は難しい。



これといった天敵がおらず、島で大繁殖を遂げているタヌキ。今後一体どうなるか、行く末が気になるところである。



追記:



春の島は綺麗ですよ〜。ドライブするなら島守ちぶりでレンタカー、もしくはレンタサイクルを借りるのをお勧めします!

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ではでは。

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