9月8日*女性の敵は女性だけど、女性の味方もやっぱり女性だった【子宮筋腫がみつかった日】
2021.9.8
うぉー、朝から下腹部が痛い。
生理は終わったのに、生理痛のような、子宮がぎゅっと痛い感じ。
う〜ん、今日で生理終了後、3日目。やっぱり違和感が続いている。婦人科いく?でも、せめてワクチン接種後がいいなぁ。こわいし、やだなぁ。
まぁ、不安を少しでもなくすために、念のため行ってこよう…。また「気のせいです」って怒られて帰ってくるだけなのかもしれないけれど。
生理後にも続く下腹部の違和感を抱えて、苦手すぎる婦人科へ
ウィ〜ン…
痛っ!
婦人科系の例の検査、ほんとに嫌…
力抜いて!って無理だよ、出産した世の中のすべての方がすごすぎる…
なんて思っていたら、
大きな声で、女医さんが言う。
「筋腫、できてますよ!」
「ほら、ここにもここにも。
子宮がん検診の時、何も言われなかったの!?」
………。
えっっっ!?
エコーにうつる画像と、先生の厳しい声と筋腫、という言葉にただただびっくりして、ショックだった。
子宮がん検診は、2年に1度受けている。
前回は、3月に定期健康診断と一緒に受けた。
異常なし、の紙切れ1枚届いただけで、何も言われなかった。
血液検査の結果を待つ間、フリーズして涙が込み上げてきた。なんでなんで、どうしよう。子宮筋腫?なんだっけそれ?聞いたことはあるけど、無縁だった…。
ショックな気持ちを抱えながら思い出した、「後厄はとにかくつらいよ」
待合室で震えながら、親友はるちゃんの言葉を思い出した。
「後厄はね、1番つらいんだよ、わたし、ちっちゃい筋腫がはじめて見つかったの!」
そういえば美容師さんも…
「33歳の年に婦人科系の大きな病気がみつかって。本厄よりも後厄がめちゃくちゃつらかったですね〜」
と。
あっ……
後厄、こっわぁァァアア!!!
(女性の不調が出やすい時期だから、という説もあるみたいですね)
子宮筋腫は、良性の腫瘍だとネットの記事でみても、気持ちが落ち着くことはなかった。
そして、やっぱり婦人科の先生は、こわい。
ついでに今日は、看護師さんもこわい。
(なんか怒られたし)
(でも、早めに見つけてくれたんだから、感謝しないとね…)
検査結果を待つ時間が、とてもとても長く感じられた。
しっかりしなきゃ、大人なんだから。ちゃんと結果を、今後どうしたらいいのか、ワクチンは打っていいのかだけは聞いてこよう。
ハラハラしながら、検査結果をきく。
「検査の結果、貧血でもないし、この程度なら様子を見て大丈夫ですね」
「半年に1回くらい定期検診に来ていただいて…」
「ワクチンも安心して受けて大丈夫」
とのことだった。ホッ。
今のところ筋腫は2つ。
薬も何も渡されず帰ってきた。
しかし、おうちに帰っても、大丈夫と言われても、なんだかやっぱりソワソワしていた。
いつも最悪なパターンを想定して生きている人間としては、なんだかあわててしまって、あっ、もう死ぬのかもしれない、お礼を言いたい人には伝えておこう!と思った。
わたしが生きてきた証は、ブログやTwitterに晒してるから、もう十分。
でも、まだ作りたいものもあるし、やってみたいこともあるし、行きたいカフェもあるし、掲載させていただいた喫茶店にZINEも渡しに行きたいし…。
昔は死にたがりだったのに、ずいぶんと変わったものだ。まだまだ生きたい!という気持ちが頭を駆け巡っていた。
いてもたってもいられず、女性の先輩たちに連絡をとってみた
思い立って、以前の仕事でとてもお世話になった40代の女性にLINEしてみた。
「あ〜早く見つかってよかったね!
私なんて7、8個あったよ〜」
とあっけらかんとした返信が返ってきた。
ネットには、女性にはよくあることだと書いてあっても、現実世界で「わたし筋腫あるんだ〜」なんて話は聞かないから、実際に身近にいるんだと知れて、ホッとした。
いつも親身になって、身体の不調をきいてくれる、先輩フォロワーさんにも不安をぶちまけた。
「わたしも20代の頃にみつかって、初めて聞いた時はショックでした。でも、ちゃんと定期的に見てもらっていれば大丈夫!定期的な検査は、他の怖い病気からも守ってくれるから、生理痛が辛かったりしたらすぐ行ってね。今はショックだと思うから、無理に前を向かなくていいよ。」
という経験談と、やさしいアドバイスに心底救われた。
しかし、1人であれこれ考え出したら、夕方やっぱり不安になり…泣きじゃくりながら、親友のはるちゃんに電話してみた。
「あぁ〜!うちのお母さん、ボッコボコにあるけど元気だよ〜」
「妹も、めっちゃくちゃ大きいのがあるけど、子どもも産んで元気よ〜」
「30代になって、急にほてったり寒気がしたり、はじめての症状がでてきて、びっくりするよね!ホルモンに勝てない感じ…」
「ぱりちゃん、大丈夫!わたしも数で負けてないからっ!笑」
と、言ってくれた。
ほんとにこういう時は、人生の先輩たちが頼りになる。
女性が女性に厳しいのは確かにあるけど、でもまた、女性を救ってくれるのも女性なんだと思った。
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