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ぱりかん旅5 〜モロッコ編①〜

「一番良かった国はどこ?」と聞かれた時は大抵モロッコと声を大にして答えているぱりかんです。

フランスパリの「オルリー空港」から向かうはモロッコ🇲🇦!先に書いてしまいますが、後にも先にもここほど「旅」を感じたことはありません。

そんな私にとって思い出深いモロッコ旅についてまとめさせていただきます。

*写真は友達が撮ってくれた写真も混ざっています。

▼2017年2月17日 フェズ

フランスパリのオルリー空港から向かうはモロッコのフェズ。

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飛行機で2時間ぐらいですね。案外近いこともあり、ヨーロッパからの観光客も多数乗り込んでいます。彼らにとってモロッコは日本から韓国に行くぐらいの感覚かもしれません。

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到着して、早速タクシーで向かいます。

一応運転手とは交渉して金額を決めたのですが、通常の3倍ぐらいの金額を請求されていました。初めて来た日本人をカモにするのは常識なので、仕方ないですね。

タクシーに乗って、まずはホテルに向かいます。

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私たちが向かうのは旧市街と呼ばれる、古くからある街です。

モロッコには旧市街と新市街と呼ばれる2つの街があります。上の2枚の写真は新市街に位置していて、見ての通りマンションや多くの車が走っています。ここだけを見ると日本の古い田舎町って気もしないですよね。でも、私がメインで観光するのは旧市街です。

さぁ、目的の旧市街に到着です。

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この門をくぐった先は旧市街の街並みが広がっていました。

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狭くて、細かくて、道に迷いやすい。フェズが迷宮都市と呼ばれる所以です。

ポケモンGO!で見てみるとこんな具合。

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実際はこれ以上に細かく入り込んだ道だから、一見さんはほぼ必ず道に迷う。

ちなみに、そんな迷い人に狙いを定めた犯罪も多数起こっているのがこの街です。犯罪手口としては、道に迷っている観光客に近づき、「僕が案内してあげるよ!」と言います。そして人気のない路地裏に連れ込む。そこには待ち構えていた仲間がいて、「戻りたければ有り金置いていきな!」と脅されるという具合です。実際、途中知り合った韓国人の女の子二人組はまんまと騙されたそうです。

こういう噂を事前に調べていた私は、ヨーロッパ以上に警戒して観光しました。ただ、ビビりながらも、この異文化が破茶滅茶に面白いんですよ。普通にロバとすれ違ったり、肉が解体されたまま売られてたり、虫がたかるケーキが売られてたり、怖い以上に面白いんすよね。

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▼2月18日 シャウシャウエン①

フェズを1日観光し、翌日はバスに乗って「シャウシャウエン」に向かいます。日本でも青い街で有名な都市です。

行くのは割と時間を要しましてバスで8時間ぐらいかな、ひたすら山道を突き進みます。朝出発して着いたのは夕方5時ごろだったと思います。

到着してチェックインして、早速観光開始!

フェズほどは入り組んでいませんがやはり用心しながら歩きます。

と歩いているとどこかで見たことある光景が!

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これですね。
この写真は日本でも多く拡散されていますよね。実際来てみるとやっぱり綺麗で、私も例に漏れず写真を沢山撮っちゃいました。

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とまぁ、1日目は一本道を真っ直ぐ行って、真っ直ぐ帰ってくるこんな感じで終わり。初めての都市で夜にがっつり遊ぶことはせずに翌朝に備えます。

その日は就寝。

その日は今までの疲れも溜まっていたのでしょう。かつてないぐらい気持ちよく寝れました。モロッコとは相性がいいと感じるばかりでした。


▼2月19日 シャウシャウエン②

翌日は朝からしっかり行動します。

朝から道なき道を歩き、シャウシャウエン随一の高台に向かいます。

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そこから見る景色がすんごいよかった。

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陽の光によって変化するシャウシャウエンを一望することができます。

そんなこんなでゆっくりしていると、アラビア語のラジオを流し続ける現地のおじさんが話しかけてくれました。彼は英語を話せないのですが、アラビア語で何かを必死に伝えようとしてくれます。

「シャドゥナイラヘラバー シャドゥアンナムハメドアラソーラーラー」

繰り返し言って、それを真似するように言います。
なので、私と友達も必死にそれを繰り返します。

「シャドゥナイラヘラバー シャドゥアンナムハメドアラソーラーラー」

上手くできると「ニコッ」と笑みを見せてくれるチャーミーなおじさん。

最近分かったのですが、これは「アッラーは唯一の神、私はムハンメドを信じる」と言わされていたようです。これをイスラム教徒の前で唱えるとその人はイスラム教徒になるそうです。なので私は「イスラム教徒になる」ことを宣言していたようです。


彼が辺りを案内してくれると言うので、着いて行くことに。

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良い人ぽいけど半信半疑、万が一の時は逃げ出そうと思ってついて行きました。

すると、彼は街のいろんな人に話しかけては色んなサービスを(全部彼のおごりで)してくれるのです。民族衣装を着させたり、ダチョウを一緒に写真を取らせたり、生搾りオレンジジュースを飲ませたり(虫がたかっていて腹壊すことを覚悟したが、これが半端なく美味かった)、最後はお土産やさんにも連れて行ってくれました。

「ここまでしてくれるならガイド料を払いたい」

そう思ってお金を渡そうとすると、嫌そうな顔をして決して受け取ろうとしないのです。そして最後に写真だけ撮って去って行くのでした。(今になって思いますが、イスラム教徒はおもてなしの精神が強いです。)

そこそこいい時間になったので昼ごはん。

昼はモロッコ風サンドイッチです。これがまたほんと美味しかった。1つ100円ほどなのですが、ボリューミーでジューシーで食べ応えありあり。

しかも、

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猫ちゃんがめんこいのよね。

モロッコはご飯を食べているといつも子猫が近寄ってきて、それだけで癒される。モロッコの人々は猫をとにかく可愛がることもあって、どの猫もとにかく人懐こいのよね。

あとは街をブラブラ。

ヨーロッパでは、「ここに行きたい」という観光地がいくつかあるものですが、モロッコは基本ありません。街自体が目的地であり、そこにいることが目的なんですね。だから、もういるだけで満足なんです。

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「歩いて気になったら立ち止まり、満足したら、また歩き始める」

目的地のない旅っていいなぁ

と思い、ブラブラしていました。

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次回は、「マラケシュとカサブランカ」に行こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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