ぱりかん旅15 〜香港編〜
▼5日目
フィリピンから飛行機で2時間ほど、香港に到着しました。ホテルに荷物を預けて早速行動開始です。
まずはホテルオーナーおすすめの飲食店でご飯を食べます。
そして風俗店に行きます。
(いきなりですねw)
向かったのは人気の「ピンポンマンション」と呼ばれる建物。
10階建の普通のマンションなのですが、一部屋につき一人女の子がおり、客は入り口のチャイムを押して中に入れるというもの。10階まであるので、当然エレベーターが付いているのですが、いくら待てども来ません。それほどまでに客が多いのです。お客さんは階段を登ったり降りたり。「ドンドンドン」という音がマンション中に常に響いています。ほとんどが日本人なのですが、日本には無い雰囲気で面白いです。
その後、有名な夜景を見るため、船に乗って移動します。
到着して見た景色は…
「おぉ、美しい」
香港ツアーのパンフレットで何回も見た写真でした。私の写真技術ではちゃんと伝わらないのが残念ですが、本当に綺麗でした。
「誰かにこれを言いたい。」
そう思い、友人に電話してダラダラ話していました。現地の人に話しかけたりしても良かったんですが、周りは友達、家族、カップルばかり。香港の夜景を見てる独り身なんて私ぐらいだったのです。
その日はホテルに戻り就寝しました。
▼6日目
最終日。この日は生憎の雨。
そうは言っても私にとっては貴重な1日。行動しない選択肢はありませんでした。それにホテルにずっといたくもなかったのです。
というのもこのホテル…
(雑多な香港らしさがあっていいのですが、)1日居たいとは思えませんでした。
早速、九龍公園に向かいます。
キャラクターが展示されています。
よくわかりません。
うす!
誰だろう??
また、太極拳をしている人もいました。
さらに北に向かい、香港の街並みを楽しみます。
セブンイレブンの傘があるんだと思ったり
寺院を見つけて中に入ったり
有名な金物街を見て回ったり
電車に乗り、「九龍城跡地」に到着しました。
九龍城とは、かつて香港に存在していた巨大なスラム街。一度、出来上がった建物を上に増築した結果、歪な形をした建物が出来上がりました。ここは九龍城の跡地です。
関税のかからない特別区のため、製造工場も数多くできていたそうです。
町から正式に水道が引かれていなかったため、井戸から独自の水路を確保しました。清潔な水が手に入り難かったそうです。
薬を吸う人、屋上で遊ぶ子供たち
意外にも、治安は悪くなかったそうです。外から見ると社会に適応できない危険な集団と見られていたかもしれませんが、実際は独自のコミュニティを持っていました。自警団という形の警察もいたそうです。調べると面白いので良ければググってみてください。
そこから「赤柱(スタンレー)」に向かいます。
ここは昔から欧米人が多く住んでおり、高級住宅街があるエリアです。
海辺が近いこともあり、ビーチが有名です。
昼食を食べ、ヴィクトリア・ピークを目指します。
ヴィクトリアピークはいわゆる展望台。専用の電車に乗り、香港を一望できる場所なのですが、私は間違ってヴィクトリアピークの山登りを選択してしまいました。ここからが大変です。
人もいない山道を登る登る。
1時間ほど歩いて山頂にたどり着いた時に見えたのは、深い霧で覆われて何も見えない原っぱでした。何してんだろうと強く思いました笑
世界一長いエスカレーターに向かいます。
世界一とはどの程度かと思い、実際にエスカレーターを最初から最後まで乗ってみました。
元々は一本綴りのエスカレーターを想像していたのですが、実際は途中途中に階段が入っており、「エスカレーター→階段→エスカレーター→階段→」と続いています。
いろいろな国の文化がごちゃ混ぜになった香港の独特の文化を一様に見ることができるので面白かったのですが、エスカレーターは半端なく長いです。
奥に到着する頃にはあたりはすっかり暗くなっていました。
タクシーやバスで戻ろうとしますが、どちらも捕まりません。結局歩いて帰ることになりました。この時、疲労と孤独でホント辛かったです。
人通りの多い場所に帰ってきました。
おお盛り上がってる!と思っただけで、中には入りませんでした。疲労と飛行機の時間を考えて寄らなかったのです。
次の観光地へ向かいます。
「男人街」と「女人街」という夜市です。
歩いて気になったら写真を撮っていました。
晩ご飯を食べてホテルに荷物を取り、
空港に向かいました。
肉体的にも精神的にも疲れ果てていた私は、早めに飛行機のチェックインをして、ゲート前の椅子でぐったりYouTubeを見ていました。
…
しかし、いくら待てどアナウンスがかからないし人も全然いない。
それもそのはず、ゲートを間違っていたのです。
スタッフに伝え、バスに乗り込み、目的の建物に移動、着いた瞬間スタッフと一緒に猛ダッシュ。
「これを逃せば日本に帰れない!」歩く歩道の上を全速力で走りました。側から見ると変質者に違いありません。しかし私はその状況を少し楽しんでいました。息を切らし走りながらも、そのハプニングを楽しんでいました。
何とか間に合い、スタッフに謝り、日本に無事帰ることができました。
▼あとがき
これで「台湾、フィリピン、香港」の一人旅は終わりです。総じて、反省すべきことが多い旅でした。特に、台湾と香港では、もっと人に話しかけて積極的に交流すべきでした。
3カ国ともその土地の風俗に行ったのですが、今思えば、「何よりも人と交流したかったのだろう」と思います。当時は気づきませんでしたが、孤独になるのが嫌だったんです。
でも、まぁ、この失敗を経験できて良かったと心から思います。旅に失敗はつきものですし、何よりここでの経験が次の旅に活かされているからです。
読んでいただきありがとうございました。
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