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ぱりかん旅9 〜エジプト編③〜

いよいよ上エジプトに向かいます。旅の終わりまであと2日です。今日からはエジプトの首都カイロ、ピラミッドに向かいます。

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▼2017年2月28日

夜行列車に乗ってギザ駅に到着。初めての夜行列車は思ったよりぐっすり寝れました。意外と寝心地良かったです。

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周りを見ると、洗濯物がものすごく干されています。これ重さで落ちたりしないのかな。

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世界最古のピラミッドがある「サッカラ」へバスに乗って向かいます。

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スーツを着たビジネスマンの姿が見えます。この辺りはルクソール方面では見かけなかった光景ですね。

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道路の随所にこうしたゴミ山が目立ちます。誰も片付けないとこうなるんですよね。

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サッカラに到着です。

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おおお。これがピラミッドかぁ。

なんか想像していたのと違うと思われた方、大丈夫。これも目的の1つですが、本当の目的は3大ピラミッドをまとめて目に収められる場所がここだったから来ました。

というわけで、その場所までラクダに乗って移動します。

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初めてのラクダはケツが痛かった。

最初は憧れと高揚感でテンション上がるのですが、20分も乗っていると、そのうちにケツが痛くて痛くて、昔の人はこれでどこまでも移動したというのだから驚きです。今の移動手段が快適すぎるのかも。

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さぁさぁ見えてきました。

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おおお。ギザの3大ピラミッドですね。クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3人の王様が建築したピラミッド。圧巻ですね。こんなものを建てる余裕があるほど、当時のエジプトは力を持っていたんだなぁ。

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スフィンクスも近くで見ると、その大きさがわかります。

さらにクフ王のピラミッドに近づいていきます。

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ここはお金を出せば中に入ることもできます。

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どう中に入るのか想像しづらいと思いますが、ピラミッドに登ると1箇所入口があります。そこから中に入っていきます。中の様子は写真NGです。

中は薄暗く、風の通りもないため、蒸し暑いです。大人1人が入れるほどのスペースを中腰で20分ほど突き進んでいきます。中では姿勢を立て直すことができません。そのためかなりきついです。体力もかなり使います。

最深部まで到着すると、そこは薄暗く、何もない正方形な部屋があります。天井が少し高く、直立の姿勢で過ごすことができます。ただ、(多分人の汗によって)蒸し暑く、決して居心地は良くないです。一応扇風機が絶えず動いていますが、蒸し暑い風がきます。ピラミッドの中というのでテンションは上がりますが、財宝的なのを期待するとダメですね笑

夜は「光の音のピラミッド」というショーを観ます。

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夜は夜で雰囲気のあるピラミッド。

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客はほとんどいませんでした。

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ピラミッドの歴史を紹介するというもの。音と光で幻想的で素敵ですが、ストーリーは、良く理解できなかったです。もし行くなら、事前にある程度の知識はあった方が良いかもしれません。


▼2017年3月1日

最終日、エジプト考古学博物館へ向かいます。エジプトの道路はかなり混み合っていて、当初の予定よりも遅れて到着しました。

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中に入っていきます。

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エジプトの何千年も前に見つかったであろうものが展示されています。多分、どれもこれもものすごい貴重なものなんだろうが、イマイチそのすごさが分からない。こう行った歴史的価値を理解するには、一定のリテラシーが必要なんだろうなとつくづく思います。

さぁ、これでエジプト旅の観光地は全て巡りました。

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エジプトのファストフードを食べながら空港に向かいます。

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カイロ空港に到着、
日本行きの便に乗ります。

これでエジプト旅は終わり、スペインから始まった私の3週間に及ぶ旅は全て終わりました。最後は疲れ果てて日本に帰ってきました。


▼この旅の反省点

最後になりましたが、このエジプト旅は私にとって反省するべきことが多い旅でした。ただし、その分学べたことも多いにあります。特に大きな反省点を2つ紹介させていただきます。

・反省①:エジプトの歴史への理解が浅かった

歴史への深いリテラシーがあれば、エジプトをもっと楽しむことができたなと思います。エジプトの面白さはその歴史に宿っています。光の位置や角度を調整して建てられた遺跡、盗まれたオベリスク、それら一つ一つには物語があります。それらをただ見るのでなく、背景を考えることができればより楽しめたのになぁと後悔しています。

・反省②:観光地だけに行ったこと

ルクソール神殿、アブシンベル神殿、ピラミッド、どれも本当に素晴らしかったのですが、そのどれもが海外からの観光客向けに整理された環境でした。

現地のリアルな暮らしに触れることがありませんでした。

「なぜ道路はここまで渋滞しているのか?」「なぜ道端にゴミが散乱しているのか?」そのような疑問を持っても、現地の人に聞くこともできず、ただ悶々としてしまっただけです。

せっかく自分の足で遠い国まで来たのだから、自分の言葉を使って現地の人ともっと交流するべきだったと後悔しています。


▼最後に

反省はしているものの、行って良かったと心から思っています。

この経験をしたからこそ、自分一人で旅程を考える重要性も痛感しましたし、旅先で現地の人と交流する楽しさも知りました。一人旅、友達旅、パッケージ旅、いろんな形の旅を経験してみて、自分なりの趣味嗜好を知ることができるようになったと思います。

旅はコスパの良い遊びだと思っています。

旅はシンプルに面白い。
旅は自分の頭を使う機会になる。
旅は凝り固まった価値観を解きほぐしてくれる。

どんな旅であれ、行けば「何か」気づくことがあると知っているからこそ、暇さえあれば出かけてしまうんですね。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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