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アウトプットする本「多眼思考」③社会

引き続きちきりんさん著「多眼思考」について、取り上げてみようと思います。
今回のテーマは「社会」についてです。


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「退化しつつある組織」で働いていると、どうしても「社会全体が悪い方向に向かっている」ように思えてしまう。悪い方向に進んでるのはあなたの組織だけであって、社会全体は進化してるんですけど? ってことに気がつかない。これはつらいよね。

人は自分が所属している組織が世界の全てだと思い込んでしまう。
小学生にとっては学校が世界の中心であり、いじめられても逃げ出せない。
ブラック企業に勤めている人は会社の常識が社会の常識だと思ってしまう。

その思い込みは時に人の人生や命さえも奪ってしまう。

だから、自分の所属する組織が社会の常識だと思ってはいけない。

そしてもし組織に違和感を感じた時は、その違和感を大事にしよう。
多分あなたの純粋な直感は非常に大切な気づきだから。


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母子家庭の子供(小学生低学年)が、毎日、遅刻してきて、かつ授業中にずっと寝てる。先生が家を訪ねたら、働いてて夜中に帰宅する母親に一言話がしたい、甘えたい、がために、子供も真夜中まで起きて母親を待ってる。だから起きられないんだってわかったらしい。

行動の背景を考える癖をつけよう。
どんな人間であれ思考と環境に基づいて行動している。


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2020年のオリンピック開催期間って、広島の原爆投下日は開催期間に入ってるけど、終戦記念日の前にオリンピックは終わるように設定されてる。この辺もいろいろ考えたんだろうな。ちなみにパラリンピックも、終戦記念日が終わってから始まるので、終戦記念日の黙祷の時には誰もいない。

日本の元号「令和」が日本の古典から引用されたように、
日本の紙幣に描かれる人物が文学者や学者で戦争関係者が記載されないように、
重要な物事には「なぜそうなったのか」という理由がある。

だから無思考に批判することは避けたほうがいいですよね。
私は物事を深く考えていませんって言ってるようなものだから。


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「駅なんかできたら、うちの近くに貧乏人がやってくるから超イヤだ」という感覚が理解できない日本の人は本当に幸せな国に生まれてる。

価値観が異なるってこういうことだよね。


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線路から死体を片付けて30分かからない、というのを「異常」と感じる気持ちを大事にしたいと思うです。

こんなこと当たり前じゃないですよね。

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大半の宗教は「死後の世界」を強調するけど、あれは、「死後の世界があるんだから、現世はいくら搾取されても我慢しなさいね」という為政者側の理論を支援してるだけだよ。

宗教も一つの組織でありビジネスである。
顧客が持つ「不安を取り除きたい」という欲求を満たす手段を提供しているだけ。

人から人へ金銭が自動的に渡ることはない。
必ず誰かの意図や戦略が関わっている。

自分の頭で考えれば何が正しいのか判断できるはず。

本来人一人が生きていくのにそんなに多くのお金は必要ないはずだ。


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以上、社会についてちきりんさんの言葉をベースに自分で考えてみました。

よければ以下書籍もご参照ください。


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