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起業から事業内容を決めるまで

前回の投稿で「なぜ沖縄で起業したのか?」について書きましたが、何かやりたい事業があるという訳ではなく、成し遂げたい目標があるという状態で起業することにしましたので、自身の経験やスキルは一旦置いておいてフラットに「どんな事業をやるのか?」を考えました。

事業を検討する上で検討した条件は以下の項目。
・参入する業界が伸びている
・新規参入でも(参入する地方で)1番になれる可能性がある
・簡単にマネできないノウハウがある(小売よりも製造側)
・初期費用がかからない(在庫のリスクがない)
・時期や季節に左右されない

こちらを一つづつ解説してきます。

参入する業界が伸びている
こちらは消費者の需要(ニーズ)ですね。どんなに良いサービス、商品であっても消費者の需要が無ければ売れる機会は減りますよね。

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上のグラフは、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットの広告費です。インターネットは右肩上がりに伸びていますが、インターネット以外は右肩下がりで減少(衰退)しています。
ですので、今後テレビCMをメインとしたCM制作会社で起業して参入しても市場自体がシュリンク(縮小)する可能性が高く勝ち目はないので、上記の市場から選ぶとしたらインターネット一択となります。

新規参入でも(参入する地方で)1番になれる可能性がある
こちらの項目は、その参入した分野でどれぐらいマーケットのシェアを獲得できそうか?という検討項目となります。
ビジネスにおいては先行優位性が高く、どんなに良いサービスだったとしてもなかなか後発で1番になれるというは稀です。
ですので、先行して始めている競合を追い越してマーケットで1番になれる可能性があるのか?というはしっかり検討する必要があります。

簡単にマネできないノウハウがある(小売よりも製造側)
以下のグラフは国内のD2Cの市場規模です。一見すると伸びているので参入の余地がありそうなのですが、D2Cと言っても
・自社工場を保有しており、製造から販売まで行っている企業
・製造はOEM(外部に委託)し、販売をメインに行っている企業
の2つがあります。

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前者の製造から販売まで手掛けている企業は、競合他社にマネできない仕入れや製造技術という部分で差別化を図れますが、後者の販売をメインに行っている企業は簡単に参入できる点はメリットですが、製造のノウハウが蓄積されにくく、また参入ハードルが低いという点でも競合が多く価格競争にまきこまれやすく、1番になれる可能性も低いです。
ですので、販売代理店や製造を外部に委託した小売店というは長く事業を続けていく上で競合他社と差別化が難しくなってくるので、作る側の事業という方向で考えました。

初期費用がかからない(在庫のリスクがない)
事業を始めるにあたって、大きな工場を建設する必要があったり、大量の在庫をかかえるような事業はリスクが大きいので、あまり現実的ではありません。
ですので、初期のコストは抑えつつ、大きなリターンを得られる事業であることも重要だと考えました。

時期や季節に左右されない
例えば「かき氷専門店」夏場はめちゃくちゃ売れそうですが、冬場は‥。
夏場は「かき氷」冬場は「焼き芋」という風にシーズンにあった商品に切り替える方法もありますが、年中通して需要が一定である事業というのも売り上げを積み上げていく上で重要なポイントだと考えました。

以上の検討事項に当てはめながら、これならいけるかも!と思ったの事業を次回書こうかと思います。

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