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事業内容を決めたので会社名を決める

1.会社名を決めるにあたって考慮したこと

前回までの記事で
・なぜ起業するのか?(沖縄の雇用環境を改善したい)
・どんな事業をやるのか?(香りに関連する事業をやる)
ということまで決めたので、登記に向けて会社名の決め方をお話しします。

ブランディングを理解する

ブランディング(ブランド)という言葉を聞くと、「カッコイイ」「オシャレ」といった言葉を連想する方も多いと思います。なので、カッコイイ、オシャレという軸で会社名を検討していく方も多いのではないでしょうか。
ですが「ブランド」とうい言葉を翻訳すると「銘柄、焼き印、烙印」と言う言葉になります。これは古くから放牧している家畜に自らの所有物であることを示すために自製の焼き印を押していたことが由来となっています。

これは、色んな畜産家の方がお肉を市場に出す中で消費者が「この肉は美味いぞ!」という肉を発見した時に、その肉を提供する畜産家が誰なのかわからない。という問題がありました。
これを解決するために、「このお肉はこの畜産家から出荷された牛ですよ」とわかるようにするために焼き印が押され、消費者はその焼き印を見て美味しいお肉を見つけることができるようになった。というのがブランドの起源です。
コンビニでオレンジジュース買うとした場合、全てのメーカーが印がない透明のボトルで提供していた場合、消費者はどのオレンジジュースを買うか迷いますよね。印があることで識別でき、安心して買うことができるのです。

ですので、ブランディング(ブランド)とは「カッコイイ」「オシャレ」ということではなく、他社と自社との「識別」ということになります。
ですので、会社名を決める上で「カッコイイ」「オシャレ」みたいな要素は一切省いて会社名を決めていきました。

何をやってる会社なのかがわかる

顧客が商品を買う理由は様々ですが、ToB(法人の顧客)の場合は自社の課題解決のために買うことが多いです。
ですので、何か香り関連の課題を解決したいと思った時に「何をやっている会社なのか」すぐにわかる会社名であることは重要だと思いました。

ミッションから逃げない

「名は体を表す」という言葉もありますが、会社名にした内容から目を背けず体現でき、原点に立ち戻れるような言葉にすることで検討しました。

覚えてもらいやすい

競合他社と自社を識別する上で、馴染みのない言葉や長い言葉も一つ識別という観点では有効ですが、覚えてもらいにくいというデメリットもあります。
ですので、短く、ユニークであり、それが他社とは被らず識別できているという軸で検討しました。

2.考慮した結果きめた会社名

上記の検討事項を考慮した結果「株式会社いいにおい」に決めました。
この会社名が良かったのかどうかは、これから時間が経過することで答え合わせをすることになりますが、現時点では、創業から半年で各方面のメディア様から取材や協業のお問合せを頂くことが多いです。

また、名刺交換をさせていただく際に「株式会社いいにおいのタケです」とお渡しした後に、9割以上の方は名刺の匂いを嗅ぎます(笑)
※現在は無臭ですが、今後香り付けを検討してます。
それをキッカケに会話が弾んだりもすので、これは狙ってなかったんですが、副次的に効果がありました。

ということで「カッコよさ」「オシャレさ」とは無縁の会社名ですが、個人的にはすごく気に入ってる会社名で、より多くの方に認識、識別していただけるように頑張っていきたいと思います!

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