ウェブアクセシビリティを考える

コロナの影響で急激にオンライン・デジタル化が進んでいますが、様々な情報を発信する上で受け取る側のことを考えるのはとても大事だと思います。今回はウェブアクセシビリティというものについて考えてみようと思います。

ウェブアクセシビリティとは

まず一般的にアクセシビリティとは、アクセスのしやすさを意味します。転じて、製品やサービスの利用しやすさという意味でも使われます。似た意味をもつ言葉にユーザビリティがありますが、アクセシビリティはユーザビリティより幅広い利用状況、多様な利用者を前提とします。

そしてウェブのアクセシビリティを言い表す言葉がウェブアクセシビリティです。ウェブコンテンツ、より具体的にはウェブページにある情報や機能の利用しやすさを意味します。さまざまな利用者が、さまざまなデバイスを使い、さまざまな状況でウェブを使うようになった今、あらゆるウェブコンテンツにとって、ウェブアクセシビリティは必要不可欠な品質と言えます。

情報発信の種類

現在ウェブを通した情報発信の種類には非常に様々なものがあります。まず思い当たるのはインターネットのウェブサイトが一般的です。それ以外にもTwitter、Instagram、youtubeなど様々なSNSサービスを通して情報を発信することができます。

そこで発信されるものとしては、テキスト、画像、音声、動画などがありますがそれぞれの内容に応じてアクセシビリティが異なります。情報の内容と届ける相手に合わせて発信の方法を適切に選ぶ必要があります。

障害者のウェブアクセシビリティ

まず障害に関しては、身体・知的・精神に分けられることが多いですが、それぞれの障害特性によってウェブの利用方法は異なります。視覚障害(全盲) であれば画面を見ることができない、視覚障害(弱視)であれば全体的に読みづらい・部分的に読めない・小さいものが読めない、聴覚障害であれば音声を聞くことができない、など様々な問題がおきます。

知的障害であれば難しい言葉がわからない、注意力欠陥障害であればコンテンツに集中しづらい、また全般的に高齢者であれば様々な要素が複合的に関わってくることもあるでしょう。何か情報を発信するときに届けたい相手を想像して情報を得やすく配慮することはとても大切なことでしょう。


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