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パラリア春日部_英語ゼミの記録

今月は英文解釈の参考書から1題出題しました。『ポレポレ』というやつで、何より動物のイラストが面白い一冊です。今回扱ったのは1頁の3分の1くらいの短いものですが、構文が結構複雑だったり、一文が長かったり、少し難しかったと思います。以下、気になった点を載せます。


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【ポイント】

①対比を押さえる。
現代文では「二項対立を意識することが大切だ」などと言われますが、英語でも同様です。今回扱ったものでは、「都市と地方」が対比的に論じられていました。英文では、cityとtownでしたが、これを例えば「市と町」などとしてしまうと、「cityでは人間関係が希薄で、townでは親密な関係が築かれている」という意味が伝わらなくなってしまいます。このように、対立項がわかっているのといないのとでは、大きな違いです。

②複雑な文は、時制やカンマなど、細かいところに注意する
時制はともかく、カンマなどの細かな記号はあまり気にしないことが多いかもしれません。確かに、あまり複雑ではない文なら、さっさと先に進むために通り過ぎるのが普通です。
ただ、文構造が複雑になってきた時、この節は前と後ろのどちらにかかっているのかがわからなくなってくることがあるかと思います。その際に、カンマが打ってあるということは、そこでいったん切れているということを示すので、係るのがどちらか一義的に示してくれる場合がしばしばあります。
同様に、仮定法の場合、主節にwouldがあることがほとんどなので、if節と結びつくのがどれ(とどれなの)か、すぐわかります。(本当は関わっているのですが)意味に直接関わらないというか、飛ばしても大して変わらないだろうと思いがちですが、こういうところを揺るがせにしてはいけません。

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