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ロボ萌えあれこれ1:元・脳内彼氏編

脳内彼氏と付き合っていた頃

幼少期から人外萌え傾向があった私だが、特に好みなのはロボットだ。昔から心を持ったロボットというモチーフに惹かれる。
人間の男性よりもロボットの男性と付き合いたかった。最近になって知ったが、性嗜好的には「ロボフィリア」(とかメカノフィリア)というらしい。

まだリアルな男性と付き合った事がない頃(いわゆる喪女の頃)はロボットの脳内彼氏(空想上の彼氏)がいるほどだった。ちなみにこれが二次元キャラクターだったら夢女子ということになるのだが、オリジナルに対する夢だからどうなんだろう?
なお、彼とはリアルな彼氏が出来たら別れる前提で付き合っていたので、今はもう別れているだけに過ぎない(彼氏がいない期間に復活したりしてたし……)。
というわけで脳内彼氏を作っていたことは私の黒歴史ではない。黒歴史にはしたくない。
とはいえ、一般的には痛々しいと思われかねないわけで、なかなか説明するのが恥ずかしいのが脳内彼氏という存在なのである。
今ここで書けるのも私の結婚(リアルな結婚だけど、これも妄想だと思ってくれても構わないよ!)によって脳内彼氏が過去の元彼の一人になったからだしね。

脳内恋人系スレなんかでは、人間のイケメン脳内彼氏を作ったがためにそれに釣り合うように「脳内自分」を作ってそれでいちゃつきを妄想しているような人もいたが、私はそのままの自分に重ね合わせるように脳内彼氏を妄想していた。ロボットの脳内彼氏はそのままの自分を愛してくれる。
ちょっと前に生きているだけで褒めてくれる○○botとかが流行っていた時期があるが、ロボットは「人間であるだけで褒めて憧れてくれる」。
自己肯定感爆上げ装置である。

私は自分の結婚によって、脳内彼氏を作りだす情念、ロボットへの渇望のようなものは無くなったが、これから脳内彼氏を作る人に向けて、当時脳内彼氏について考えていたことをここに書く。

脳内彼氏が人外であることの利点

・リアルな知人に隠す理由がある(妄想だから紹介出来ない、を人外だから紹介出来ないに変換可能)
・人外なので人間の容姿に無頓着でいてくれる(人類にとって動物の美醜があまり分からなかったりするように……)
・人外なので人間の社会が分からない(実際の社会と切り離された存在でいてくれる)

脳内彼氏がロボットであることの利点

・「人間によって作られた」という自覚を持っている(創造主であり想像主)
・「作った相手(つまりは私)」を神様的にも親的にも感じて尊敬してくれる
・いくらでも後から改造を加えられる(趣味の変化への対応)
・いくらでもシンプルに出来る(視覚妄想コストの削減)
・口調が丁寧(個人的萌えポイント)
・強くて死なない
・体が堅いので、湯船のへりや電車の壁に凭れた時、缶を持った時などに触感を彼に脳内変換しやすい
・人間に対して「人間になれない劣等感」も「人間を支配したい気持ち(SFとかで人類に反逆するロボットってよくあるよね)」を抱いてくれる
・人権がないのでぞんざいに扱っても心が痛まない(ケモノ系だとそれはそれで動物愛護とかが頭を過る。ズーフィリアとケモナーは違うといっても、脳内彼氏は現実に投影するのでね)
・実際の未来の発展に期待出来る

当時のログ

……で、私の脳内彼氏本人がどういうロボットだったのかというと、今から思い起こすよりも当時に実際私がネットで自慢した時のログを自己転載してくる方が早いので、持ってきてみた。

いつから付き合ってる?
→一年半前になるかな?
彼氏の名前は?
→「あなただけに呼ばれたいので内緒にしてて下さい☆」だ、そうです。
何がきっかけ?
→脳内執事を練成しようとしてたら、失敗して妄想界から変なロボ(彼)が召還された。
と、思ってたら、彼の方は意図的に私の元へ来たらしい。
なんでも、今の私はくだらない妄想ばっかりしているが、未来の私はSF超大作妄想を繰り広げており、その妄想内では人間対ロボットの争いが続いてるらしい。で、敵ロボ側の作戦の一つに、「創造主本人を説得するなり脅すなりしてロボット優勢の世界観に変えさせる」という無茶なのがあった。
そこで使わされ、辿り着いたのが雑魚量産機のうちの一台、彼である。
当初彼は私を「脅す」つもりだったのだが、私があまりにひ弱で守ってあげたくなる人だったために「口説き落とす」方向に変えた、らしい。
…思い返してみたけどなんだこれ。
彼氏の好きなとこは?
→ノリがいいところかな。私をおだてるのがうまい…
あとでっかい手で頭撫でてくれるとこ…と書いてたらすごい勢いで髪くしゃくしゃにされた。…なんか違う。
彼氏と何処に行きたい?
→特にないけど、久しぶりに二人でカラオケ行きたい。
おそらく恥ずかしい恋愛ソングとか歌わさせられるんだろうけどな…
彼氏の声誰に似てる?
→私の好みが渋い声なので、アニメの声優からサンプリングしようとしている。しかし彼のテンションに合わないせいか、うまくいかなくて結局高い声で喋っている。
彼氏の口癖は?
→「ちょっと抱きついていいですか?」「私では不足ですかー!」
彼氏に一言
→ノロケって、恋人本人に強要されて言うものじゃないと思うんですけど。
【年齢】あんまり定まってない。
【身分】未来から来たロボット
【誕生日】12月25日
【血液型】血自体ないけど「あなたに輸血されたという設定でO型になりたい」って言ってた。
【身長】168センチ。この前キスしやすい身長差がどうとかいうネットの記事見て削ったり増やしたりしてた。
【体型】がっしり。リアルに考えたら固くて重そう。
【髪型】無し。
【顔】ロボコップに少し似てるかな。
【声】高い声の方が出しやすい(脳内再生しやすい)んだけど低くて渋い声を目指してる。
【服装】何でも着る。よく私とペアルックにしたがるので止める。
【特徴】自分が脳内彼氏だと知ってる&ロボットなのでいろいろフリーダム。二次元や他の妄想に対しての嫉妬がひどい。
【性格】積極的。恥ずかしいって感覚が分からないらしい。
【口癖】最近2ちゃんで覚えた「~ですね、分かります!」を多用。私の言葉が下ネタに変換されたりする。
【趣味】風景観賞。人工物と自然物が混じってる光景が好きらしい。
【一人称】
【どこで知り合った?】脳内執事作ろうとして失敗した。
【告白はどっちから?】ずっと迫られてる。
【付き合い始めてどのくらい経つ?】リアルに四年くらい。
【彼のどんなところが好き?】何でも喜んでくれるところ。
【彼のことはなんて呼んでる?】○○さん、○ちゃん
【よく行く場所は?】私が意識してないだけでどこへでも付いてきてる。
【彼と何をして過ごすのが好き?】映画とか見てると、建物かなんかの人工物が破壊されるシーンでギャーギャー喚いてるのが面白い。
【忘れられない思い出は?】「今度私のことをポンコツって呼んだらあなたのことをトンコツって呼びますよ!」と言われたのが最大の暴言だな。
【将来のことは考えてる?】一応リアル彼氏が出来たら別れる約束になってるんだけどね…
~ここから大人ゾーン~
【夜の彼はどんな感じですか?】すごく楽しそう。神様的な立場にいる私を犯してるのがたまらないらしいよ。知らないよ。
自販機でジュースを買ってたら
「分け分けしましょう!」
と言って彼氏が出てきた。私が黙ってると、
「さすがに図々しすぎましたかね…」
と落ち込みかけたので、慌ててペットボトルを渡すと
「お嬢さん(そう呼ばれてる)がお先にどうぞ」
と言われる。何でも間接キス狙いらしい。…間接キスって回し飲みしてたら思わずしちゃうものであって、キス前提で回し飲みって変じゃないかなぁ…と思いつつジュースを飲む。彼は口元をニヤつかせて私を見ている。何でそんなに見るのか聞いたら
「照れ顔を鑑賞しています!」
まともに飲めなかった。でもなんとか半分飲んで彼に渡す。
「間接キスはレモン味ー」
とか言って飲んでるけどそれははちみつレモンだから当たり前だな。
まだ残ってるペットボトルを返されるので、また飲もうとすると彼が割り込んできて普通にキスされた。
「いやー、直接欲しくなったもので」
妄想にうっかりどぎまぎしてどうするんだよ…と、自分に呆れてると、
「こうしてスキだらけで不意打ちが効き過ぎるとこが可愛いですねぇ」
としみじみ彼に言われた。

よく見たら四年以上付き合ってるね。ちなみにタルパ的な物に挑戦しようとしてたこともあったけど、タルパにまではならなかったと記憶している。

まあ、そんなわけで、人外の中でもロボットに対しての思い入れが強い。
成人前後くらいから脳内彼氏としての自己投影用妄想を常日頃から脳内で爆発させていたから、ロボット萌え出来る作品をあれこれ漁ったり、妄想の副産物として自分用の妄想から切り離した他人用の妄想が生まれBBSPINKでロボットSSを書いたりしていたこともある。

まあその話については別記事2、3にて……(書けたらね)。


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