モルディブのトランスジェンダー権利~「南インド」のイスラム教国
1.モルディブはインド文化圏だけれどイスラム教国
インド洋のリゾート地として知られるモルディブ。
スリランカと同様、インド系の言葉が話されています。
公用語のディベヒ語はスリランカのシンハラ語と似ているようですが、私はシンハラ語にはまだ手を付けていませんので、未検証です。
英語名の「Maldives」は、mālā(花輪)+dvīpāḥ(島々)。
つまり、Sādhanamālāのマーラー(花輪)とDīpavaṃsaのディーパ(島)。
しかし、仏教国スリランカとは対照的に、この国は中世にイスラーム化し、今では国民のほとんどがムスリムとされているようです。
国名「モルディブ共和国」はディベヒ語でދިވެހިރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ, Dhivehi Raa'jeyge Jumhooriyya。この、ジュムフーリヤは、アラビア語起源ですね。
2.モルディブでトランスジェンダーの権利
モルディブでは戸籍上の性別変更は、基本的には、できないようです。(情報が古ければご教示いただけましたら幸いです。。)
ただ、同じイスラーム教国でも、イランやエジプトでは戸籍変更可能です。
トランス(というよりGID)に理解のあるイスラーム法学者によるファトワーが採用されることが期待されます。
RIGHT TO CHANGE LEGAL GENDER IN MALDIVES
Right to change legal gender in Maldives is ambiguous. →Current status Ambiguous No laws in place.
LEGAL RECOGNITION OF NON-BINARY GENDER IN MALDIVES ?
Legal recognition of non-binary gender in Maldives is unknown. →Current status Unknown (Equaldexより)
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