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思い出の写真✨

フォローさせて頂いてる多恵さんの素敵なお話を読んで私も思い出話を書いてみたくなりました。


『俺の扶養家族になって下さい』

真面目が服着て歩いてるような旦那さんからプロポーズされた時の言葉ですw


私と旦那さんとは付き合って2年弱での結婚でした。

私は飲み屋のバイトをしてる事を親には内緒にしていたので
知り合ったきっかけが飲み屋のお客さんだということや、バツイチだということ。
歳が21才も上だということが言い出せず…

『結婚を考えてお付き合いしている人がいる』
とは伝えていましたが、ギリギリまで紹介は出来ずにいました。

母に旦那さんの人となりはそれとな〜く伝えてはいたけれど、話を聞くだけでは不安要素しかない相手な事は間違いなく。。


…でも私には何故か根拠のない自信がありました。

実物に会ってさえしまえば…
旦那さんに会ってさえしまえば絶対に気に入ってくれると!


私の実家は父が長く病気だったこともあり母が家のあらゆる決定権を持つボスでしたw

あるとき母が膝に人工関節を入れる手術をする為に入院する事になり、お見舞いがてら旦那さんを紹介しようと連れて行く事になったのですが…

私ももう31歳。
彼氏の紹介とゆうよりは結婚のお許しを貰いに挨拶に行くとゆう感じになったのですが、そこで母から

『せっかくだから旦那さんの普段の姿を見たい。仕事着で来てほしい』と言われ…

その日、それなりに綺麗目の余所行きの格好をした私の隣には仕事着のツナギ姿の旦那さんがw

建設関係の技師をしている旦那さん。

なんともチグハグな感じの2人はそのまま病院へと向かいましたwww


病院で旦那さんと初めて対面した母。
私の予感はみごと的中🎯✨

あっという間に気に入られ、結婚もすぐに了承してくれましたヾ(*´∇`)ノ

ただ1つだけ条件があり、それは…

『死亡保険に入ること』

うわぁ… それ言っちゃうの( ; ゚Д゚)?!
と、正直、私は焦ったのだけど

21才も歳の離れた男に娘を嫁がせる親としては先々の事を心配するのは当たり前だし
少しでもそうして目に見える形で誠意を見たかったんだと思う…

旦那さんも
『お母さんが言ってるのは当然の事だよ』
と、嫌がるそぶりもなくすぐさま保険に加入してくれました。


挨拶を済ませた帰り、二人で食事に行き

『あぁ〜緊張したね〜』
『うん。でもやっと挨拶出来て良かったよ』
『そだね〜。お母さん凄く気に入ってたよ🎵』

なんて会話が弾み…

その勢いで
『よし! このまま写真撮りに行こうか!』

となり… (^∀^;)💦💦



私達は彼がバツイチだということや年齢も年齢なので結婚式はしないと決めていたのですが、その代わりに写真だけ記念に撮ろうかと話をしていて…

勢いのついた私達二人はそのまま近くの写真館へと行き結婚写真を撮る事にしたのです✨ 


そう。

旦那さんはツナギのままでwww



たまたま近くにあった写真館に入ると70代くらいのご主人が優しく出迎えて下さいました。


二人で写真を撮りたい。と伝えると
椅子や背景などを準備されながら

『今日は娘さんの何か記念日ですか?』

と聞かれ

『ふふふw』
『やっぱりなw』

そんな感じで二人して顔を見合わせ苦笑いw

あえて否定せず
『はい。今日はお祝いなんです😊😊』

そうとだけ答えて撮影が始まりました。

『お父さん、娘さんの肩に軽く手を置いてみて下さい』等々…

ご主人からの指示に私はニヤニヤが止まらずw

かたや旦那さんの何とも言えない苦笑いがまた可笑しくて可笑しくてwww


そんなこんなで

52歳。ツナギのまま仕事を抜け出して来た父。

31歳。歳の割には若くて可愛いい娘w

…と、たぶん勘違いされてるであろう2人の結婚写真は無事に撮る事が出来たのでした✨ヾ(*´∇`)ノ✨




その10年後。。。
娘ちゃんの小学校入学の日に今度は家族写真を撮りにあの写真館へと行きました。


残念ながら70代のご主人は亡くなられていて息子さんが後を継いでおられました。

『10年前に結婚記念でこちらでお父様に撮って頂いたんです』

なんて会話をしつつ…

今回は旦那さんもばっちりスーツを着て。

娘ちゃんはピンクの真新しい大きなランドセルを背負い✨

私と息子くんもおめかしをして…

家族4人の写真を撮って来ました✨



次にあの写真館へと写真を撮りに行くのはいつになるのかしら…



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