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短編連作シリーズ『透目町の日常』を紹介する

はじめまして、四十九院紙縞と申します。
この記事では、唐突に投稿を開始した短編連作シリーズ『透目町の日常』についての話をしていこうと思います。

通りすがりに偶然この記事を見かけたかたに興味を持っていただければ幸いです。

やんわりと世界観の話と、現時点で投稿している作品の紹介をしていきますが、この記事を読まないとこのシリーズの世界観がわからなくなるということは決してありませんので、ご安心ください。


「透目町」とは

物語の舞台となる「透目町すきめちょう」とは、架空の町です。
町の名前となっている「透目」とは、辞書的な意味合いで言えば簡単で、つまるところ「隙間」です。
日常と非日常が隣り合い混ざり合っている町。
そんなイメージで命名しました。

このシリーズのコンセプトは、
なんにも起きなくてなんでも起きる田舎町での「私」の日常。
同じ町での「私」の日常が幾重にも重なり合い混じり合って物語となり紡がれています。
だから作品ひとつひとつが独立していて、それ単体でも読めるし、複数読むと理解が深まる……かもしれません。

地理的には、ざっくり日本海側。
日の出は山の上からだし、日没は水平線。夏は暑くて、冬は雪が降る。
それくらいのイメージです。

以下、作品の紹介です。
とはいっても、どれも記事タイトルで大体説明されているのですが。

◆「私」の弟が猫に好かれている話

作品のタイトルは『手紙』。
語り部の「私」の弟が猫に好かれていて、その様子を姉という立場から観察している話です。
猫が登場する話が好きな人におすすめです。

◆夜の公園で少年と猫に出会う「私」の話

作品のタイトルは『停滞する紫煙』。
社会人6年目で実家暮らしの「私」が、家に帰りたくなくて公園で煙草を吸っていたら、猫と少年に出会った話です。
お察しの通り、ここに登場する少年は、先の猫に好かれている少年です。
この話で少年の名字が判明したりします。

◆不老不死の「私」と不思議な力を持つ親友の話

作品のタイトルは『春夏秋冬の庭』。
流行り病に罹った「私」が、ある日を境に不老不死となり、死にたいと思いながら生き続け、親友となる人物との出会いと別れまでの話です。
死にたがりの独白じみた文体にしたので、淡々としていてやんわり暗い。

◆死神と入れ替わってしまった「私」の話

作品のタイトルは『死神には白い彼岸花で作った花束を』。
透目町の外で起こった話で、シリーズの番外編。
本編に大きな影響はないので、このシリーズが気に入ってくださったかたに読んでいただければ幸いです。
なお、この作品は、次に紹介する物語に登場する「笹森さん」が語り部です。

◆投稿動画に幽霊が映っていたのでお祓いしてもらいに来た「私」の話

作品のタイトルは『ゴースト・バイアス・エクソシスム』。
透目町にある神社へお祓いに来たつもりが、道中、町の便利屋さんに助けてもらった話。
猫に好かれている少年、死神との入れ替わりを経験した社会人、それとちょっとだけ不老不死の人間が開いたお店が登場します。

SNSについて

アカウント自体はX(旧Twitter)とInstagram、threadsに「@49in44ma」というIDで登録しています。
X(旧Twitter)とInstagramについては日常アカウントですが、threadsは創作メインの話をしていますので、よければ覗いてみてください。
また、threadsは文庫メーカーを使用し、note掲載作品の縦読み版を投稿しています。

さいごに

先にも述べた通り、物語は全てひとつひとつが独立しています。
時系列もばらばらで、書き上がった順に投稿している次第です。
ですのでこれから読んでみようかというかたも、好きな順番で読んでいただければと思います。

また、気軽に「スキ」を押していただけますと、今後の創作活動への糧及び励みになりますので、是非に。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また機会があれば、どこかの記事でお会いできることを願いつつ。


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