コンパクトな素敵ロックフェス・TRNSMT 2022 レポ
こんにちは。2022年7月に英国スコットランド・グラスゴーにて開催された音楽フェス・TRNSMT（トランスミット）に参加してきました。
筆者は、アリーナやライブハウスでのライブには多数参加経験ありですが、ロックフェスへの参加経験はほぼなし（サマソニやフジロック含めなし）でした。そんな人間が海外のロックフェスにいきなり飛び込むということでやや不安もあったのですが、素敵なフェスでとても気に入りましたので、フェスの概要などをまとめてみます！海外フェス好きな方や英国在住で行ってみようかなと思う方の参考になればと思います。
2022年の出演アーティスト
2022年の出演アーティストは以下の画像をご確認ください。
印象としては、BBC Radio1でプッシュされているような比較的若手の注目株が多めかなという印象です。多くはRadio1 Big Weekend（BBC Radio1 主催フェス）やグラストンベリーにも出演しているバンド・アーティストです。
今年のラインナップには、Wet Leg、Wolf Alice、The Snuts、Fontaines D.C.、Sigrid、Alfie Templeman、easy life など 個人的にライブを観てみたいなと思うバンド・アーティストが多数含まれており、（ここに行けばこの人たちみんな観れる・・・！）ということでチケットの購入を決意しました。今回筆者は土日参加でしたが、金曜のSam FenderやBeabadoobeeも観てみたかったですね。
過去には、Radiohead、Kasabian、Liam Gallagher、Arctic Monkeys なども出演していたようです！
チケット
チケットは1日券、3日通し券、2日券（金土or金日or土日）があり、それぞれ一般チケットとVIPチケットがありました。筆者は出演ラインナップを見てから4月くらいに購入しましたが、曜日によっては売り切れ始めていました（ラインナップが発表になった時期は分かりません）。最終的に、フェス開催までに今年のチケットは売り切れたみたいです。（ちなみにTRNSMT2023のチケット販売は2022の終了と同時にすでに始まっています。）
一般とVIPのどっちを買うか？については、過去にTRNSMTに行ったことのある日本人の方の記事（ https://yoyunoyoshio.com/2018/08/01/trnsmt_festival_2018/ ）を見て、VIPにしようと決めました。
VIPチケットのメリットとしては、入場がスムーズ、VIP専用のフード/バー・休憩スペースがあり人混みを避けて休憩しやすい、VIP専用の広いトイレがある、などがありました。VIP入場後は、VIP専用エリアを通ってから、ステージのある一般エリアに向かうことになります。
開催期間中のTwitterを見ていると、一般入場にかなり時間がかかっているとのことで、2時間並んでも入れなくて諦めて帰った、というようなコメントも見られました。ただし、これはおそらく14時15時以降のことで、筆者が土曜の13時くらいに行った時は、同じくらいのタイミングで一般入場列に並んだグループが10〜20分後くらいには会場内に入ってくるのを見ました。13時頃は会場内の人口にも余裕があり、夕方に近づくに連れてどんどん人が増えてきていたので、比較的早い時間に会場に到着すれば、そこまで大変な事態にはならないのかなと思いました。VIPチケットはかなり痛い出費だったので、一般でもよかったかな・・・というのが本音です。ただ、一人での海外フェス初参加だったこともあり、VIPでの安心感はありました。ちなみに入場のリストバンドはVIPのみで一般参加者にはありませんでした。
持ち物など
入場の時は、カバンの中身を簡単にチェックされます。ペットボトルなど飲み物食べ物の持ち込みは禁止。ただし空の容器に会場内で飲み水を補充することができます（筆者は衛生面に疑問を持ったため使用しませんでした。）。持ち込めるカバンのサイズなどにも細かな規定がある（A4サイズ以下）ので、参加前に注意事項をよく読まれることをおすすめします。幸い、筆者の参加日には雨は一切降らなかったのですが、基本的にスコットランドは雨が多いので、防水パーカーがあれば安心かなと思います（レジャーシート代わりにも使えます）。あと晴れると日差しが強いのでサングラスがあった方がいいです。参加者は、水着のような格好の人も多く、これで公共交通機関乗れるんだ・・・と軽いカルチャーショックでした笑。この人たちは雨が降ったらこのまま濡れるんでしょうか・・・。同じ格好だと日本人には寒すぎると思います。
会場内
2022年の会場内マップはこんな感じでした。
東側から入場した場合、一番近くにあるのが中型の King Tut’s Stage。
入ってすぐに音が聞こえてくるので、その音につられて思わず足を運んでしまいます。今回は Jimmy Eat World、Alfie Templeman、easy lifeなどがここでやっていました。ちなみにKing Tut’s という生演奏バーを帰りに見つけました！→ https://www.kingtuts.co.uk/
その次に近いのがメインステージ。今回、メインステージを見るときは全て前方エリア（マップ内のPEN1、PEN2）で見ました。特にVIPの恩恵などではなく、開始15分前までに着くように向かえば余裕で前方エリアに入れました（※先に引用していた方のブログの内容とは異なるので、開催年によって違う可能性があります）。前方エリアに行くには簡単なゲートを通ります。前方エリアがいっぱいになったら、ライブ中には前方エリアへのゲートは閉め切られているみたいでした。ライブ中も、出ていく人はもちろん、無理矢理ステージ近くの方へ向かおうとする人がまあまあたくさんいました苦笑。
メインステージが見えるゾーンの中ほどには、車椅子の方用の観覧ゾーンもあり、素晴らしいなと思いました。
私が使った入口からは一番小さなRiver stageが一番離れていましたが、とはいえ、3ステージとも徒歩数分の近さでとてもコンパクトで移動がラクでした！River stage は超若手の方が出てるのかなという感じでした。今回、ここで George O’Hanlonという素敵なアーティストに出会うことができました！
今回は行きませんでしたが、他に Bar stageもあったようです。
立地、交通アクセス
会場のグラスゴーグリーンは、グラスゴーの中心市街地から電車（Scotrail）やバスで20分前後の好立地。徒歩の場合も30分くらいで着くようです。また、グラスゴー国際空港も中心市街地から電車やバスで1時間程度と、交通アクセスも便利なフェスになっていると思います。
鉄道ストライキの多い英国ですが、今回のフェスの前には、フェス終了後まで電車を運行するとのニュースが出ていました。しかし、最終日の21時頃にはすでに Scotrailは終了していました・・・。幸いバスは動いていたのでバスを使用しました。なので、バスや徒歩などでたどり着くことが可能な範囲に宿泊場所を確保されることをおすすめします。例えば、フェス後にエディンバラに日帰りする電車とかはないと思います。
ちなみに、グラスゴーは世界一フレンドリーな都市に選ばれています！→ https://www.timeout.com/news/glasgow-has-been-named-the-worlds-friendliest-city-071222
油断は禁物ですが、安全に楽しめる街・フェスだと思います！！
また、こちらの夏の夜は22時くらいまでずっと明るいのでその点でも安心です。
感想
全体として、会場内も歩き安いし、好きなバンドやアーティストが見れたしで大満足のフェスでした。個人的には、The Snuts、Sigrid、Wolf Aliceが観れて本当に嬉しかったですし、ますます大好きになりました！！！（他のアーティストももちろんとてもよかったですよ！！！）
The Snutsはスコットランドのバンドで、筆者は今年に入ってから知って好きになったのですがライブもとてもよかったです！地元でのフェスということで、認知度も観客の熱気も高かったと思います！かっこよさと、楽しさ、ピースフルさを兼ね備えていました。初めて観る人もコーラスに参加して楽しめるような工夫がされているのが素敵だなと思いました。
Sigridの歌声にはとにかく元気をもらいました！！
Wolf Alice は、力強さと美しさが本当に素晴らしくて、ずっと涙を堪えていました。
他にも語りたいことがありますが、あまりうまく言葉を紡げないのでこれくらいにしておきます笑。
ちなみに、各アーティスト1曲ずつ、BBC Scotland から公式映像がYoutubeに上がっているので、興味がある人は “TRNSMT 2022” で検索して見てみてください！いくつか筆者の推しアーティストのパフォーマンスのリンクを最後に貼っておきます。（The Snutsの映像はTRNSMT終わってから毎日観てます・・・）
筆者にとって、TRNSMTは また機会があれば行きたいお気に入りのフェスになりました。もし今後TRNSMT行ってみたいなと迷っている方がいれば、ぜひ行ってみられることをおすすめします！！！
