沖縄での貴重なフライト体験②

皆さまこんにちは。パイロットになりたいパパです。

前回の記事にした通り、那覇空港にて小型機でのフライト体験をすることができました。その体験を深堀するべく今回は那覇空港について少しまとめてみたいと思います。

1. 那覇空港について
那覇空港は沖縄県那覇市にある2本の滑走路を持つ国際空港で、日本各地から多くの便が飛んでいて、さらにここから沖縄の離島へも多くの便が飛んでいます。日本からアジアへ近くANA が「沖縄国際物流ハブ」として貨物の拠点としている空港でもあります。
実際2日間だけでもJAL、JAC、JTA、RAC、ANA、SKYMARK、Solaseed Air、Star Flyer、Peach、Jetstarといった様々な航空会社の機体を見ることができました。
羽田や成田、伊丹でもここまで多くの航空会社を一度に見ることはなかなか出来ないですし、さらに航空自衛隊のF-15戦闘機と海上自衛隊のP-3C哨戒機も見ることができ、とてもマニア心をくすぐってくれました。(笑)

では詳しく見ていきましょう。
まずこちらが那覇空港の情報です。
Code 
OKA / ROAH
Location Information
Coordinates: N26°11.60' / E127°38.38'
View all Airports in Okinawa, Japan.
Elevation is 11.0 feet MSL.
Magnetic Variation is 5° West
Runway Information
Dimensions: 9843 x 148 feet / 3000 x 45 meters
Surface: Hard
Runway 18 Runway 36
Coordinates: N26°12.56' / E127°38.71' N26°10.94' / E127°38.79'
Elevation: 11 9
Runway Heading: 181° 001°

そして那覇空港の全体写真と全体図がこちら
※写真は上が北ですが、図は上が西となっていて90度回転しています

画像1

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ほぼ南北に向かって滑走路が2本平行に設置されています。
第二滑走路は離発着数を増やす為に2019年に使われ始めたばかりで、基本的には第一滑走路を離陸、第二滑走路を着陸に使っているようです。
第一滑走路(A) 長さ3,000m 幅45m
第二滑走路(B) 長さ2,700m 幅60m
空港の北東部に旅客ターミナル、その南側でA滑走路の東側に航空自衛隊と海上自衛隊の基地があります。
A滑走路の西側には海上保安庁や沖縄県警の基地・格納庫、MRO JapanやJTAの整備工場、そして小型機の駐機スペースがあります。
空港の西側にB滑走路があり、A滑走路とB滑走路との間に新しい管制塔があります。
MRO JapanはANA系列の航空機整備の会社で大阪・伊丹空港から移転したしました。ANA系列ですが、いろいろな会社の機体整備をしているそうです。

そして今回訪れた場所はこちら。この青で囲った場所。

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拡大してみると

スクリーンショット 2021-09-28 233519

すぐ目の前がA滑走路なので離発着をすぐ目の前で見ることができました。
こんなに滑走路の近くで離発着を見ることもないですし、空港の敷地内に立っていることすらとても不思議な感じでした。

ちょうど沖縄を訪れていた同じタイミングでANAのA380 フライングホヌが就航70周年を記念した特別フライトで那覇空港に来ていました。
駐機していたのが、緑で〇をした場所(100番スポット)でちょうどMRO Japanの格納庫の前でした。隣にはJTAの青色のジンベイジェット(B737-800)が止まっており、なんとも意気な計らいというか、B737とA380の大きさの比較ができてたんじゃないかなと思います。
遊覧飛行の離陸をターミナルの展望デッキから見ていたのですが、100番スポットに駐機をしており、そのまま36Rから離陸するのかなと見ていたらA滑走路を通ってB滑走路まで移動し36Lからの離陸となりました。
関係者の方に話を聞くと、
A380の全幅が広すぎてターミナルに入ることができず、A滑走路での離着陸もできず、A滑走路側の誘導路をtaxiすることもできない、
との事でいろいろと制約があるそう。。。
その為、駐機していた場所はターミナルから遠く離れた100番スポットでA滑走路を誘導路としてタクシーしてB滑走路からの離陸となったとのことです。滑走路を誘導路として使うとはまさに特別待遇。
那覇空港ではA380は緊急時のみ利用することが可能で、通常の就航はできないとの事です。今回はANA創立70周年かつ沖縄就航60周年記念という事もあり特別に許可が下りたとの事です。
ちなみに参考までにB747とA380のサイズの比較として
B747-400 全長70.7m 全幅64.4m
A380           全長72.7m 全幅79.8m
A380を実際に見たことが無い人でも、いかにA380が巨大な飛行機かというのがわかるかと思います。

結構ひっきりなしに離発着が行われており、とても忙しい空港だなと思いました。
コロナ前だともっと便数も多かったと思うので、このような国際空港で小型機を飛ばすことができるのはとても貴重なことなんじゃないかなと思いました。

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